日本代表のエースストライカーである岡崎 [写真]=兼子愼一郎
日本代表は19日、アジアカップ第3戦の前日練習を実施。冒頭15分のみ公開され、約1時間に渡って行われた。
引き分け以上で、グループDの首位突破が決まるヨルダン代表戦。2試合連続で先発出場し、1ゴールを挙げた初戦のパレスチナ代表戦でマン・オブ・ザ・マッチに輝いた岡崎慎司には、厳しい警戒も予想される。
しかし、当の岡崎は「『コイツ、危ないな』と思われたら、それは自分にとって評価に繋がる」と、むしろ歓迎するかのようなコメント。「最終的なところで相手に怖いなと思わせることは、どこかでターンしてシュートやセンタリングが上がってきたのを決めるとか」と狙いどころも明かした。
ゴールへの意欲をみなぎらせるだけに、16日のイラク代表戦で無得点に終わったことは、自分自身でも思うところはある模様。「決められなかったので、あの試合はダメだと思う。やっぱり、決めることで自分の価値を証明できる」と点取り屋らしい言葉が続く。
とは言え、自らのエゴに走らないところに、らしさを感じさせる。「結果を出していくことはもちろん大事。ただ、アジアカップに優勝しに来ているから、チームにとって勝ちが一番」という言葉が口をつく。
「勝つことに対して、ゴールが必要」と語る岡崎。「それを90分間求めながら、『コイツに点を取らせたくない』と思われたら、他の選手は空くと単純に考えたら、それが一番チームにとってベストなFW。そうなれるようにしたい」と、ストライカー論は殊勝なセリフが続いた。