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連係を深める乾、香川への股抜きパスは「一か八か狙いました」

2015.01.16

イラク戦に先発出場した日本代表MF乾貴士(左)[写真]=Getty Images

 AFCアジアカップ オーストラリア2015のグループリーグ第2戦が16日に行われ、グループDでは日本代表とイラク代表が対戦。FW本田圭佑のPKで得た1点を守り切った日本が1-0で勝利を収め、グループリーグ首位に立った。

 先発出場したMF乾貴士は、「1-0でしたけど、勝てたことは大きいし、内容も悪くなかったので、まあいいゲームができたと思います。もちろん暑かったですけど、みんながしっかり走り切って、掴んだ勝利だと思います」と試合を振り返る。

 22分、MF遠藤保仁のスルーパスに反応した乾がペナルティエリア内左でボールを持つと、右足で相手DFの股を抜くグラウンダーのパス。飛び込んだMF香川真司のシュートはGKにセーブされたが、こぼれ球を拾った本田が相手DFに倒されてPKを獲得した。

「マイナスを狙おうと思ったんですけど、相手も来ていたので。真司も動き直してくれましたし、もう股しかなかったので思い切って一か八か狙いました」

 乾のこの判断が先制点に繋がった。「左サイドの間のスペースが結構空いていたので、そこを繋げられればチャンスになりましたし、その辺を狙っていこうって話はしてたので、まあ狙い通りできたのかなと思います」と話すように、その後もチャンスを演出した。さらに、「真司が間で受けてくれたり、そこに当ててワンツーとかも狙いやすかった。ヤットさん(遠藤)が間に入れてくれるパスもかなりよかったですし、動きやすかったです」とコメント。開幕前の練習試合後に課題として挙げていた中盤の連係に一定の手応えを示した。

 日本代表は20日、グループリーグ最終節でヨルダン代表と対戦。引き分け以上で自力のグループ首位通過が決まる。

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