日本代表に挑むオークランドの岩田卓也「リズムを崩せれば」

　アジアカップ連覇を狙う日本代表は、4日にオーストラリアのニューカッスル郊外にあるセスノックでトレーニングマッチを行う。

　対戦相手となるニュージーランドのオークランド・シティは、オセアニア代表として昨年12月に行われたクラブ・ワールドカップに出場し、同代表で過去最高の3位に入った。所属するDF岩田卓也も、同大会の全4試合にフル出場した主力選手の1人。日本代表との試合を控え、「粘り強い守りと、前に速い選手もいるのでリズムを崩すことができれば」と語る。

　2010年から海外挑戦し、数クラブでプレー。家族から帰国を望まれながらも、2012年に現役引退を覚悟した「最後のチャレンジ」としてチームに加入してから3年目を迎えた。

　チームメートが他の職業を掛け持ちするように、岩田もプレーする傍らで、配達業や小学生に対するサッカーの指導もこなしている。オーバーラップが持ち味の31歳は、「まずはディフェンスをしっかりして、良いタイミングで上がれたら」と、試合へのイメージを膨らませた。