第17回アジア競技大会男子サッカーのグループD第3節が21日に行われ、U-21日本代表はネパール代表と対戦した。
勝利すれば決勝トーナメント進出が決まるグループ2位の日本は、グループ最下位相手に序盤から圧倒的に攻め立てる。しかし、矢島慎也や中島翔哉らがゴールを狙うものの、ネパールゴールを破れない。
無得点のまま時間が経過していたが、34分に日本がついに先制点を奪う。野津田岳人がゴール正面でボールを受けると、左足を振り抜いて、ミドルシュート。ボールはクロスバーを叩きながら、ゴールネットを揺らした。均衡を破ると、38分に左サイドの山中亮輔がクロスを上げて、野津田がヘディングで合わせたが、2点目とはならなかった。
日本は前半終了間際の43分に、アクシデントが発生。山中が負傷し、秋野央樹と交代してピッチから退いた。
1点差のまま後半を迎えると、53分に追加点を奪う。中島が鈴木武蔵のパスから抜け出すと、GKとの一対一でシュートを沈めて、リードを広げた。
55分には、ペナルティーエリア内で鈴木が立て続けにシュートを放ったが、GKのセーブに遭って得点ならず。それでも、63分に右サイドからパスで崩すと、最後はゴール前でパスを受けた鈴木がシュートを流し込んで、チーム3点目を挙げた。
日本は69分に左サイドの野津田がクロスを上げて、鈴木が右足ボレーでダメ押し点を奪取。守備陣もネパールに得点を許さず、4-0と大勝を収めた。
2勝1敗の日本は、グループDを2位で通過。25日の決勝トーナメント1回戦では、グループCで1位が確定しているパレスチナと対戦する。
【スコア】
日本 4-0 ネパール
【得点者】
1-0 34分 野津田岳人(日本)
2-0 53分 中島翔哉(日本)
3-0 63分 鈴木武蔵(日本)
4-0 69分 鈴木武蔵(日本)