急きょ練習中止の日本代表…ザック「全員が同じ方向を向いている」

会見に臨んだザッケローニ監督 [写真]=Getty Images

 ブラジル・ワールドカップに出場している日本代表は、グループリーグ第2節を消化した時点で勝ち点1。ギリシャ戦から2日が経過した21日、日本代表はまさかの練習中止を発表。アルベルト・ザッケローニ監督が緊急会見を行った。

 グループリーグ突破のために、絶対に負けられない一戦となるコロンビア戦を控えての心境を問われたザッケローニ監督は、「やはり集中力や覚悟。最後の最後で大切になってくるのはそういったものだ」とコメント。

「3日前の時点で、試合を予想することはできないが、考えるべきことは、チームがどういった姿勢で、コロンビアに戦いを挑んでいくのかということ。そういったところは、もちろん頭の中にはあります。また、チームがバランスを保ちながら自分たちのサッカーができるように。そのためのメンバーも考えていきたいと思っています」

 また、この日の練習中止の理由に、「選手のメンタル面のケア」を挙げたザッケローニ監督は、「これまでの戦いには、全員が満足していない。いつもの自分とは違う、という思いを全員が感じていて、そういうズレを全て修正して、最高の状態で最終節に臨む心構えでいる」と、現在の心境を語った上で、「全員と対話をして、全員が同じ方向を向いていることが分かった。誰一人として方向がずれている人間がいなかったということは、この場で伝えておきます」と話し、チーム全体の意識が統一されていることを強くアピールした。

 グループリーグ突破の可能性がわずかに残る日本代表は24日、2連勝で決勝トーナメント進出を決めているコロンビア代表と対戦する。

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