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青空ミーティングでギリシャ戦へ向けて出直し…カギは長友と香川の左サイド復活

2014.06.16

コートジボワール戦で守備に追われた香川(左奥)と長友(右) [写真]=Getty Images

 MF本田圭佑のワールドクラスの一撃で1点をリードしながら、ガラタサライFWディディエ・ドログバの登場で一気に流れを引き寄せ、スウォンジーFWウィルフリード・ボニーとローマFWジェルビーニョの得点に屈した14日のコートジボワール戦。その屈辱的敗戦から一夜明けた15日、日本代表は試合会場のレシフェからベースキャンプ地のイトゥに戻り、夕方からトレーニングを行った。

 練習開始時には、アルベルト・ザッケローニ監督が5分程度の青空ミーティングを実施した。指揮官自身も采配で混乱したが、選手たちも自分たちのやろうとすることを出せなかった。それぞれの悔しさを踏まえ、チームとして自信を持って、今までやってきたサッカーを次のギリシャ戦で必ずやろうと、彼らは改めて誓ったという。

 その後、クールダウンを中心としたメニューが行われ、練習自体は軽い内容だった。心身両面の疲労を中4日でいかにリカバーしていくかが、次の大一番への重要なテーマだ。前夜の敗戦後は、インテルDF長友佑都とマンチェスター・UのMF香川真司の両主力は悔しさのあまり眠れなかったようだが、2人で今後の方向性を再確認する一幕もあったようだ。

「相手は、日本の長所である左サイドを抑え込んできた。相手がポゼッションしている時に、サイドバックはウイングの位置に来て、ジェルビーニョがそのあたりをウロウロしていたし、FWの選手が(サイドへ)流れたり、中盤の選手が流れたりと、数的不利な状況が前半からずっと続いていて、なかなか対応できなかった。真司もそこを見ないといけないので、最終ラインに吸収される時があったし、そこでボールを取っても位置が低くて、前へ行く体力もない。相手の戦術に完全にハマッてしまった。コートジボワールが学ばせてくれた部分もある。ゾーンで守るだけでは世界相手には厳しい。1人1人がしっかりマークについていくことを徹底することで、状況を打開したい」と、長友。日本の生命線である左サイド復活のカギを語った。

 香川が沈黙したのも、守備に回る時間が圧倒的に多かったからだ。もちろん香川自身のメンタル面や周囲との連動性に問題はあったが、彼は、バイタルエリアの近くでプレーしてはじめて怖さを発揮する選手。長友らがそういうふうに仕向けていかないといけない。

 いずれにしても、ギリシャ戦では左サイドからの崩しが復活しなければ、ゴール量産は不可能だ。コートジボワールにプレッシャーをかけるためにも、次の試合は大量得点での勝利が必要。失点を減らしつつも、リスクを冒して攻撃的に行くしかない。彼らには奮起を求めたいものだ。

文=元川悦子

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