記者会見に出席したアルベルト・ザッケローニ監督 [写真]=Getty Images
日本代表を率いるアルベルト・ザッケローニ監督は現地時間10日、キャンプ地であるブラジルのイトゥで記者会見を行った。
ブラジル・ワールドカップ初戦のコートジボワール戦まであと4日と迫っているが、「休みを与えてリラックスさせることも大切」と話すザッケローニ監督は、この日の練習を完全オフにした。
初戦に向け選手に求めることを問われたザッケローニ監督は、「これまで求めてきたものを求めますし、それ以外のことは特に要求するつもりはない。ただ、いい形で試合に入れる準備をするようにというようなお願いをしようと思っている。リラックスし過ぎるのもよくないし、テンションが高まり過ぎてもよくないのかなと思う」と答え、「このチームは若すぎず、ベテランが多いわけでもない。しっかりとバランスが取れているチームなので特に大きな心配はしていない。ここまでは全て順調に進んでいる」と、チーム全体の仕上がりについて手応えを口にした。
日本代表は、アメリカで行われた国際親善試合のコスタリカ戦、ザンビア戦での失点から、守備の不安定さを指摘されていた。その点について、「失点が多かったなと個人的に思っているが、バランスが崩れているわけではない。やはりマンマークをしっかりと最後までつききるということが大切だと思う」とコメント。さらに、「11人でサッカーをしているわけで、広いピッチをカバーするためには11人がいないとできない。それを考えるとやはりディフェンスラインだけでなく、その前のミッドフィールダー、またフォワードの人間がしっかりと守備に参加しないといけない」と、守備への課題について言及した。