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日本代表がイトゥで初練習。コートジボワール戦で本物の自分を見せると意気込む長友

2014.06.10

コートジボワール戦への抱負を語った長友佑都 [写真]=Getty Images

 7日夜にブラジル入りし、8日にはサンパウロ近郊のソロカーバで一般公開の練習をこなしたザックジャパン。翌9日からはブラジル・ワールドカップのベースキャンプ地であるイトゥのスパ・リゾートで本格的な練習を開始した。この日の現地は清々しい快晴に恵まれ、日中の気温は32度を超える暑さだった。午後から練習のためにピッチに現れた選手たちも、まぶしい日差しの中、ボール回しやダッシュなどを精力的にこなした。

 冒頭15分のみのメディア公開練習の後、彼らは約1時間半のトレーニングを消化した。「まだ自分たちのコンディションとか連携の部分を練習でやってる段階」とDF長友佑都は強調したが、14日のグループリーグ初戦・コートジボワール戦まであと5日しかない。大一番を想定した内容に踏み込みつつあると見られる。

 4年間で蓄積してきた全てをその試合にぶつけようとしているのが長友だ。「4年前のスイスでコートジボワールと対戦した時、自分の代表でのキャリアの中で一番強かったんじゃないかっていうくらい、レベルの差を感じた。だからこそ、自分たちの成長を試せる良い相手。僕は、ここでは言えないトレーニングを4年間積んできた。今はまだ仮の自分だけど、本物の長友佑都を見せられると思いますよ」と彼は目を輝かせた。

 もちろん、攻撃面での長友も重要性は言うまでもないが、最終ラインの1人として守りを修正する責任もある。6日のザンビア戦では、前半のうちから2点をリードされる苦しい展開を余儀なくされ、彼自身も険しい表情をのぞかせただけに、同じ轍を踏んではいけないと強く考えている。

「失点は最後の詰めの甘さ。ザンビア戦でもコミュニケーションの部分だったり、シュートを打たれて入ったシーンもあったり、ミスが重なっている。そこをしっかりさせないといけない」と、長友は改めて修正点を口にした。

 彼が中心となってどこまで守りを強固なものにできるか。長友のリーダーシップが今こそ問われる。

文=元川悦子

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