手を使ったボール回しを行う本田圭佑(右) [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップに臨む日本代表は現地時間5月31日、アメリカのタンパで、合宿2日日の練習を実施した。
記者団の取材に応じたMF本田圭佑は、アルベルト・ザッケローニ監督とイタリア語で会話をしていることを明かし、「何となく言っていることはわかるというレベルですけど、英語でもそういう時期があったなと思いながら、ちょっとずつイタリア語も向上している実感はありますね」と、コメント。「当然、そういうこと(戦術面の話)は話せないでしょ」と、苦笑いしながら話し、「言っていることも、本当に半信半疑と言いますか、こんなことを言っているのかなというレベルで、確信がないので、やはり通訳が必要ですし」と、コメントした。
監督と自身の考えのすり合わせについては、「もう今さらでしょ、その話は。意見のすり合わせを妥協せずにやってきましたから。こういう状況になってくると、人間、開き直るじゃないけど、嫌でも逃げ道はないわけですから。本当の強さが、自分でも想像できない本当の強さが出るというのを、むしろ自分は楽しみにしているんですけどね」と、話した。
そして、「やはり、4年に一度しかないワールドカップですから、当然ながらここにいる全員にとって、次へのワールドカップの保証やプレーできる保証は誰にもない。もちろん、その後のことは全員が意識しているでしょうけど、まずはこの大会に懸ける思いという意味で、先があると思って挑めるわけではないですし、自分の中ではとりあえずここを節目にやるという気持ちで今まで挑んできた。だから、次はないくらいの気持ちで挑むべきだと自分には言い聞かせています」と、抱負を語った。