自主トレーニングに参加した岡崎慎司
ブラジル・ワールドカップに臨む日本代表メンバーで、シーズンを終えて帰国している海外組の選手たちが19日、都内で自主トレーニングを行った。
最終日となった練習には、長谷部誠や岡崎慎司、内田篤人、香川真司、吉田麻也、清武弘嗣、酒井高徳、酒井宏樹、大迫勇也の9選手が参加。前日同様、ひざの炎症で別メニューとなった酒井宏樹を除く8選手が、フルメニューを消化した。
17日の2日目から参加した岡崎は、「一回休めたことが一番大きかった」と3日間を振り返る。「リーグとワールドカップは別物だと考えているので、リフレッシュして、もう一回自分の体を少しの時間だけど作り直すということができる。今日みたいに走りのメニューでもみんなでいい雰囲気でできたことはすごく大きいと思うし、また合宿になればピリっとした空気も入ると思う。ただこういう時間はすごく大事だと思うので、3日間できてよかった」と充実ぶりを語った。
今シーズンはブンデスリーガで15ゴールを挙げ、欧州主要リーグ日本人最多得点記録を更新。飛躍のシーズンとなったが、「気持ちの上ではワールドカップを意識してやっていなくて、自分の中で2、3年間シュトゥットガルトで苦しいというか、もがいてる時期もあったので。この1年はリベンジというか、ブンデスリーガでもう一回どれだけやれるかというところ」と語る。大舞台の開幕まで1カ月を切ったが、「その延長として、ワールドカップがあるので、そういう気持ちですごく力みがないので、その状態でいければすごく大きい」と気負いを見せなかった。
日本代表は、25日に壮行会を行い、27日に国内最後の試合となるキプロス代表戦に臨む。