2013.11.17

重視した内容に手応え…ザッケローニ「集中を緩めず次の試合へ」

ザッケローニ
オランダ戦の内容に手応えを感じるザッケローニ監督 [写真]=Getty Images

 国際親善試合が16日に行われ、日本代表とオランダ代表が対戦した。2点を先行された日本だったが、44分に大迫勇也が1点を返し、後半に本田圭佑が同点ゴールを記録。2-2のドローで試合を終えている。

 日本代表を率いるアルベルト・ザッケローニ監督は、試合後の記者会見で以下のようにコメントした。

―後半はかなり日本の良さが出たと思うが、どのあたりが良かったのか?
「まず、後半だけでなく、90分間通したパフォーマンスの話をしたいと思っています。その中で何ができたのか、どこまで自分達の狙いが出たのかということを話していきたいです。前後半通じて自分達の狙っていたプレーを高い精度、スピードで出せました。当然、選手達には監督としてやってほしいプレーについてリクエストや指示を出していますが、それは選手の状態もあるので素晴らしくやってくれる時もあればそうでない時もあります。チームには守備だけに偏るのではなく、守備と攻撃を両方やってほしいと言いました。特に前半はピッチの中央やサイドで積極的な攻撃を仕掛けられたと思っていますし、アグレッシブにボールを取りにいけました。後半はスペースが出てくる中で、ウチが主導権を握りながら中盤を制圧して試合を進められたと思います。オランダという力のあるチームに対して、ここまでの試合というのはそう簡単なことではありません」

―ボランチは山口を1試合使い、長谷部と遠藤を半分ずつ使った。これは新しいやり方か、それともコンディションの問題か?
「理由は2つあります。1つは山口を実際に試合で見たかった、テストをしたかったからです。新しい戦力を見ることは正しいのではないかと思います。2つ目の理由は3日後にベルギーとの戦いを控えているからです。中盤は負担があるので、そこのローテーションを考えました」

―後半に日本がより良くなった理由はナイジェル・デ・ヨングが外れたからだと思うが?
「理由としては、前半はゲームの流れを読みながらの戦いだったので、相手の出方を探りながらやっていたからだと思います。後半になってからは逆にそういうものがなくなって、よりダイナミックに、より攻撃的にスペースを生かそうという戦い方をしたので、デ・ヨングが下がった影響なのかはわかりません。どちらかと言うと、より前に前に出て行ったことが良くなった理由だと思います。チームにはボールポゼッションを高めながら、主導権を握っていこうと指示を出していましたが、当然オランダも自分達が主導権を握ってポゼッションをしたいようなチームだから簡単ではありませんでした。それに負けることなく自分達で試合を進めようという指示を出し、選手達はそれをやってくれたと思います」

―ファン・ハール監督が後半は日本のプレッシャーに対応できなかったと語っていたが?
「今日のようなフレンドリーマッチの場合、結果よりも内容が大切だと思っていました。それは内容が伴うことでより自分達の自信が深まるからです。そういった意味では、ファンハール監督がそういうコメントを残したのであれば、非常に喜ばしいことだと思います」

―オランダ相手に非常に良い内容のサッカーができたと思うが、敢えて課題を見つけるならどの部分か? また、期間は短いがベルギー戦に向けてどのように修正したいか?
「まず、ベルギー戦に関しては、先程も話したとおり日数が少ないので、どこまで回復できるかというところを考えたいです。今日のようなゲームをするためには、選手全員のフィジカルコンディションが最良の状態になければなりません。まずは、各々のコンディションを把握するところから取り掛かりたいです。当然チームには集中を緩めることなく次の試合に向かって欲しいと思っています。ただ、ベルギーはオランダよりもさらにフィジカルが強いので、より手数をかけずに相手ゴールに迫っていくようなサッカーをしていく相手だと考えています。今日は一度戻って、火曜日の試合へ準備を進めていきたいと思います」

―後半から出場した遠藤と香川もローテーションだったのか。それと、ハーフタイムには選手達にどのような声をかけたのか?
「ハーフタイムには、前半と同様に自分達のやりたいこと、チームとしての狙いを継続して出し続けようという指示を出しました。狙いはハマっていたので、それを継続してより高いスピードで出すようにと話しました。そういう意味では、後半だけでなく前半のパフォーマンスも良かったのではないかと思っています。ローテーションについては、変えられない事実として火曜日に次の試合が控えています。今日の試合でもオフ・ザ・ボールの動きで積極的に仕掛けた選手達が多く、やはり疲労というものは伴ってくるので、当然火曜日の試合に関しても何人かメンバーをいじらないといけないと考えています」

―オランダは世界のトップチームだと考えているか?
「今は、ベルギーやコロンビアといった国々も世界のトップグループに入ってきているのではないかと思っています。オランダは、これまでの歴史を見ても、常にサッカー界で主役を演じてきた国で、独自のサッカー文化を持ち、その哲学を前に進めてきているサッカー大国のひとつだと思います。常に結果が出ないというか、最後の最後で2位に終わってしまう部分もありますが、メンバーや戦力は、やはりワールドカップでも上位を狙える力が十分に備わっています。今日の試合ではファン・ペルシーが不在でしたが、チームワークは非常に優れていますし、経験のある素晴らしい指揮官が率いているチームということで、やはりワールドカップに関して、かなり上位を狙える戦力が整っているという感想を持ちました。ワールドカップでは、これくらいの実力のチームがグループリーグで2つ入ってくる可能性も十分にあります。そういう意味では我々にとっては非常にいい経験になりました」

―10月の試合では怖がって長いボールに頼ることが多かったが、今日はアグレッシブにボールを繋ぎ、アジアでやっているような戦いができた。選手と監督の間で何か話し合いがあったのか?
「まず、選手達が常にトップフォームでいられるものではないということを話さなければいけません。監督としては、そういった選手に対してチームのやり方をいかに浸透させられるかが大切です。それぞれ違ったクラブチームでやっているわけで、代表に来た時にどこまで合わせることができるのかというところも重要になります。チームとしては積極的にボールに関わり、仕掛けて主導権を握って、オフ・ザ・ボールの動きなどを頻繁に出すことによって、勇気を持ったプレーや、相手に迫っていくようなプレーをするべきだと考えています。そういったものを浸透させようとしていますが、常にそれが出るわけではありません。フレンドリーマッチでは集中を欠いてしまう場合もありますし、コンフェデでのブラジル戦のように相手をリスペクトし過ぎて自分達の良さが出なくなってしまうこともあります。自分達の目指すサッカーのモデルとなるものは、ホームのヨルダン戦、オマーン戦、札幌での韓国戦、そしてコンフェデでのイタリア戦。この4つのゲームの特に前半が日本代表の目指すべき道であり、チームのスタイル、モデルになるべきだと思います。いかにそこを目指せるか、またそういったパフォーマンスが出せるかが、これから取り組んでいきたい部分だと考えています」

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