2013.11.16

ザッケローニ「W杯への成長にこの2試合を有効利用していきたい」

ザッケローニ
前日会見に臨んだザッケローニ監督

 16日に行われるオランダ代表との国際親善試合を控え、日本代表を率いるアルベルト・ザッケローニ監督が前日会見に臨んだ。

 会見でザッケローニ監督は以下のようにコメントしている。

―合宿に入ってから、選手達は代表戦に臨む心構えや一体となって戦うという気持ちの面がすごく大事だと話している。監督が選手に一番期待したい部分は?
「選手達がそういっていることは正しいと思う。これまでも同様だったが、プレーの内容云々ではなく、その前にチームとしてのまとまりや戦う気持ちであったり、そういうものがなければいけないと思うし、そういったものがあってこそのチームプレーで、それがある前提でプレーの内容がついてくると思っている。選手達がそういうコメントをしているのであれば、それはそれで非常にいいことだと思っている。代表チームを率いて3年になるが、まとまりや団結力は常にこのチームにあった。ときに1つ2つの試合で選手のコンディションが伴わないということはあるとは思う。また、チームとしてプレーの精度が高くはなかった試合というものもあったが、そういうときでも選手の気持ちやそういったものは常にチームとともにあったという風に思っている。当然毎試合、選手から最高のパフォーマンスを引き出したいとすべての人が思っているだろうが、選手達も機械ではないので、時にいいときもあればよくないときもあるというのは受け入れなければならないと思う」

―3バックを試すとか、新たな選手を入れるという考えはあるのか?
「我々は3バックも4バックも使えるというオプションがあるけれど、誰を使うか、どういった選手を使うかによって最後の最後にシステムをどちらにしようかと決めていく。今のところ頭にあるのは、トレーニングの中で3バックも4バックも試してきたので、トレーニングでやったように明日も3バックか4バックで考えている。当然言えることは、4バックのシステムにより慣れているとは言えるので、そういった意味ではそちらのシステムの方がより精度は高いと思うが、2試合あるのでどちらかの試合のタイミングで、また試合の途中から違ったオプションを使ってみるのもありだとは思う。3バックや4バックが話のメインになるのではなく、この記事に関しては個人的にも協会にお願いしたこともある。やはりテストマッチだと思っているので、そういう意味では我々の何が通用するのかまた、しないのか。逆に相手がどういうことしたときに苦戦を強いられるのか。それを知るために、そういった経験を積むためにここに来たと思うし、それは当然ワールドカップに向けた成長の過程にこの2試合を有効利用していきたい。それはシステムでも同様な事が言えるし、メンバーのチョイスに関しても同じようにテストをしていきたいと思っている」

―オランダが公開練習でサイドチェンジを頻繁に使っていたが対策は?
「対応策はボールホルダーに対してアグレッシブにいくということになってくると思うが、当然相手の力もあるし、オランダには非常にクオリティが高い選手がいるので、そういう意味ではやられる可能性もあるのではないかと思っている。また、スタメンを発表していることを聞いているが、この次に大切なコロンビア戦があるにも関わらず、良いメンバーを使ってくるんだなと思っている。それに関しては個人的には非常に嬉しく思っていて、オランダがレギュラー組を使ってくるからこそ、自分達が通用すること通用しないことが冷静に見えてくるのではないかと思う。また、ここで出るであろう課題であったり、問題であったりをその後の数カ月で修復していく時間があると思っている」

―オランダと過去に対戦しているが、過去の対戦は意識するか? 明日の試合でどういう点で手応えや成果を得たいかという意識はあるか?
「1つ目に関しては、以前の2試合はメンバーも構成も違っていたと思うし、同時にオランダの構成も違っていたと思うので、そういう意味では参考にならないというか、その2試合は特に気にしない。なので、考えないといけないのは、現時点のオランダのメンバーがどういう風にやってくるのか、また彼らが長く持っているサッカー哲学に対していかに対応していくかということを考えないといけない。明日気にするポイントは、攻守に如何にスムーズにできるか、自分達の狙いを出せるかを気にして見て行きたいと思う。少なくとも9月の時点のレベルのところまで戻していきたいと思う」

―(アルイェン)ロッベンが右サイドで出場するようだが、対峙する日本の左サイドは攻撃の生命線だと思う。左サイドで攻めることでロッベンを守備に引きずりこもうと考えているのか、それともロッベンへのケアを最優先に考えているのか?
「オランダはワイドに攻撃を展開してくると思う。右サイドにロッベンがいて左サイドにも同様にドリブルが得意で一対一の強い(イェレマイン)レンスを使ってくると思うので、サイドチェンジを有効に使ってできるだけスペースのある中で一対一、またウイングからの仕掛けを狙ってくることが彼らのやり方だと思う。それに対して、如何にコンパクトになれるのか、如何にチーム全体でボールサイドにスライドできるのか。相手の狙いを如何に潰すことができるのかとそういったところにかかってくるのではないか。確かにロッベンやオランダに対して如何に対応していくかという策を聞きたい気持ちはわかるが、我々はここに成長するために来たというふうに思っているので、やはり如何にオランダを止めるかということばかりを考えるのかではなく、如何にオランダを苦しめることができるのかということを同時に考えないといけないと思っている。そういう意味では攻守両方で自分達の狙っていることをトライしていくべきだと思っているし、その成長のために攻守を通じて日本がどこまでできるのかというものを見せていきたいと思う。日本代表のあるべき姿というのは、守るだけではなくて攻守に渡ってアグレッシブにやっていくのが日本のサッカーのスタイルだと思っている」

―親善試合の前に先発を発表することは、日本がなめられているという印象はなくはないが、どう考えているか?
「例えばイタリア代表は昨日の時点でドイツ戦のスタメンを発表したし、その流れを考えるとイタリアがドイツをなめているという風には思っていない」

―1年前のフランス戦で攻められながらも終了間際に点を取って勝ったが、この1年間でどう成長したのか。1年前のフランス戦とは異なりどうやって戦おうと思っているのか?
「昨年のフランスでの試合だが、フランスが実力を見せてきてウチを押し込むような形でゲームを進めてきたと思うが、段々時間が経つにつれて、試合終盤になってからはフランスがバランスを崩して、それをこちらが隙を突いて相手のゴールに迫ったということがあった。なので、日本がバランスを崩すことなく試合に徹することができたと思うので、向こうに隙ができた瞬間にそのチャンスを捉えたのではないかと思っている。明日のゲームに関しては、やはりこちらのコンディションがいいということを祈っているし、団結力とまとまりに関しては先程から言っているが問題はないと思っているので、ポイントになるのは如何に自分達のプレーを出すことができるのか。また、それを高い精度で出して迫力を持って相手に迫っていくことができるのか。これが大切になってくると思うし、リズムが上がらずに狭いところ狭いところに入っていくようでは、当然相手の思うつぼにハマってしまうのかなと思っている。当然相手がオランダという力のある国だから、時に我慢をしなければいけないという時間帯があることは既に想定している」

―新しいトレーニングウェアで、選手達の気分は変わったか?
「選手達の気持ちは常に新鮮に保たれていると思っている。みんな若く生き生きしているし、当然新しいウェアが届くと新鮮な気持ちになるということはあるが、選手達はゲームのときは日本代表のユニフォームを身にまとって日本という国を代表して戦うことを誇りに思ってやるわけだから、明日のゲームもそうなると思いますし、明日のゲームは選手達が最高にエンジョイしてくれればいいと思っている」

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