2013.11.16

日本の問題点語るオランダ指揮官「プレーは良いがゴールに繋がらない」

ファン・ハール
日本代表の印象などについて語ったファン・ハール監督

 16日に行われる日本代表との国際親善試合を控え、オランダ代表を率いるルイス・ファン・ハール監督が前日会見に臨んだ。

 会見でファン・ハール監督は以下のようにコメントしている。

―日本代表の印象と警戒する選手がいるならば、具体的には?
「個人的な選手については話さないが、チームについてだが最近大きく成長している。それは4回続けてワールドカップ出場権を獲得できた(注:2002年は開催国で予選免除)ことがその証拠になっている。たくさんの日本人選手が今、海外チームに所属していることもチームに影響している。ヨーロッパのトップレベル、ドイツのブンデスリーガなどにも出ている日本の選手はいる。そして、監督もイタリア人でヨーロッパの監督ということも大きな影響があると思う。プレーのスタイルがヨーロッパ風になっている。そしてオランダのリーグにもいた選手はいる。例えば本田(圭佑)がそうなる。それもチーム全体に影響を与えて非常に一貫したチームになっていると思う」

―3日前にスタメンを発表した意図、オランダ代表にとってこの試合の位置づけは? ロビン・ファン・ペルシーやウェズレイ・スナイデルなどのアタッカー陣が揃っていないが影響は?
「プレーのやり方としてはいつもと同じような形、4-3-3でやっている。ビジョンとしては常にイニシアチブをこちらで取り、自分たちでプレッシャーを与えたいところに与える。そしてできるだけチャンスを作って、それを決める。FWに関しては今まではいつも同じ3選手でやっていた。それは(イェレマイン)レンスとファン・ペルシーと(アルイェン)ロッベンだった。そのうちファン・ペルシーがけがをして出られなくなった。その場合は2番、3番と順番があり、(クラース・ヤン)フンテラールと(ディルク)カイトになるが、残念ながらみんなけがをしてしまった。だがとてもいい代役の選手を見つけられた。シーム・デ・ヨング。以前はMFだったが、最近はアヤックスでFWとして出ていて非常に良いので大丈夫かと思う」

―長期的な日本代表の状況を語ってもらったが、短期的に現在の状況をどう考えているか。日本は10月に2連敗してあまりコンディションがよくない状態だが、それは監督として危険な相手か、少し簡単な相手と思うのか?
「日本は2試合負けたが、その試合をよく解析すると本当は日本の方がプレーは良かったと思う。問題はプレーが良かったのにゴールに繋がらなかったこと。それが日本の問題で、オランダの監督が解決するものではないと思う」

―監督に就任してからプレーの内容、パフォーマンスも変わった印象を受ける。具体的に過去のオランダ代表と比べて、どう変えたのか。今のチームの強みはどのあたりか?
「監督としてのビジョンが違うと思う。そのビジョンを実施するのは選手になるが、一番大きな違いは若い選手を起用している。若い選手の方がプレーをうまくできると思っている。もちろん、年を重ねた選手もメンバーとして入れているが、若い選手よりうまい選手だけ。だから、今はそれがいいバランスをとれてミックスされている。これがいい選択だったかどうかは未来でしかわからない」

―オランダ代表、オランダリーグでたくさんの若いDFが出てきている理由、代表監督として抜擢している理由は?
「私は賛成しているが、理由を探すのならばオランダメディアと話して欲しい。オランダメディアは意見が違うらしい」

―ワールドカップなど重要な大会が控えている中、常識的に考えればDFは経験が非常に重要なポジションと言われるが、あえて若い選手を抜擢している。不安はないか?
「全く心配はない。オランダメディアでもよく同じ質問をされるが、私の意見では18歳の選手が30歳の選手より経験が多い場合もある。例えば30歳の選手が100試合の国際試合で間違ったやり方でプレーしているかもしれない。18歳の若い選手が私のビジョンで教育されているものだったら、そのビジョンでの経験は長いということになる。その選手の方が私のビジョンを実施することができる」

「練習中に(ブルーノ・マルティンス)インディがけがをしてベンチに戻った。以前からけがしていたようだが、今日の練習でやはり無理だということでスタメンでは出ない。代わりにロン・フラールが出場する。他の全選手は体調がいい」

―ワールドカップで対戦するチームは経験のあるFWが出てくるが、若く経験のないDFの選手で大丈夫か?
「昨日、ベルギーがコロンビアと対戦して、非常に経験のある選手がDFを務めていたが、負けていた。だから、私のビジョンでは守備はDFの4人だけでなく、チーム全体で守備をする。もちろんMFもその中で役割があるし、FWの守備に対しての役割もある。それがチーム一丸になって動くと、非常に負けにくくなる」

―ワールドカップ後の後任監督について。続投する可能性はあるか?
「2つ可能性があって、1つはポルトガルでゆっくりする。もちろんワールドカップが終わってからの話だが。もう1つは新しいチャレンジを受けるという可能性もある。今は日本と対戦するときなので、その話はあまりしたくはない。今から半年してからの話になる」

―次のチャレンジで日本はどうか?
「日本と中国からも声はかけられているが、今まで断ってきた。ただし、まだわからない」

―それはサッカーのレベルか、それとも日本までの距離に関係しているのか?
「そういう遠いところまでは行きたくはない」

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