2013.11.13

1ケ月前の苦悩から完全復活へ…悲壮感を振り払った香川真司が軽快な動き/日本代表密着

徐々に復調の兆しを見せている香川真司[写真]=千葉格

 10月欧州遠征で2戦無得点完敗を喫したザックジャパンにとって11月のオランダ(15日=ゲンク)・ベルギー(19日=ブリュッセル)2連戦はまさに背水の陣。チームの浮沈を大きく左右する重要なゲームを控え、ベルギー入りした日本代表は12日、冷たい雨の降るゲンクで現地初練習を行った。右足打撲の本田圭佑(CSKA)が別メニューとなった以外は、23人全員が全体練習に合流。チーム立て直しの第一歩を踏み出した。

 このうち、1カ月前とは見違えるほどの明るさを示したのが、エース・香川真司(マンU)だった。クラブで試合から遠ざかった状態で参加した10月遠征でキレのないパフォーマンスに終始した。背番号10は悲壮感と焦燥感を全身から漂わせ、メディアの取材から逃げるように足早にバスに乗ることも何度かあった。その行動パターンは常日頃から潔かった以前の彼とは大きくかけ離れていた。

「試合に出ないとダメだと改めて感じた」とベラルーシの地で自戒の念を込めて繰り返した後、クラブに戻ってどうなるかが懸念されたが、公式戦5試合(うち先発4試合)に起用された。デビッド・モイーズ監督から「調子が上がってきた」と認められ、最悪の時期は脱した様子。「試合に出ているからコンディションは問題ないし、しっかり準備できている」という本人にも目の輝きが戻りつつある。
 
 ようやく訪れた上昇気流を確かなものにするためにも、今季のマンUでまだ奪っていないゴールを11月代表戦2連戦で何としても挙げたいところ。香川本人も「オランダ戦は先制点がカギになる」と言い切る。マンUのようにルーニーやファンペルシーという絶対的アタッカーがいない分、日本代表では彼が結果を出すしかない。ゴールという形で完全復活を実証してほしいものだ。

取材/元川悦子

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