2013.10.19

U-17ロシア戦決勝ゴール…日の丸を背負い成長を誓う瓜生昂勢

瓜生昴勢
U-17ロシア代表戦でゴールを決めた瓜生(右) [写真]=FIFA via Getty Images

 U-17ワールドカップのグループD初戦が18日に行われ、U-17日本代表は瓜生昂勢のゴールにより、U-17ロシア代表に1-0で勝利した。

 値千金の決勝弾。まさに世界大会にふさわしい、ワールドクラスのゴールだった。

 「彼はこの大会に期するものがある」。吉武博文監督にこう言わしめ、スタメンに抜擢されると、その期待に見事に応えた。Jユースの選手が多い中、彼は数少ない高体連の選手。彼の所属する筑陽学園は、激戦区・福岡で激しい選手権予選を迎えようとしている。彼は当然、このチームのエースで、3年生ということもあり、最後の選手権にかける思いは強い。しかし、彼はこの大事な時期にチームを離れ、日の丸を背負って戦うことを選んだ。

「当然この時期にチーム(筑陽学園)を抜けるのは、本当に心苦しいのですが、自分が成長して帰ることがチームの刺激になると思うし、こっちで活躍してチームのみんなが喜んでくれたら嬉しい」

 彼は自分の成長と、チームを代表してここに来ているという責任感を持って、ピッチに立った。さらに試合前日、PK練習の際に吉武監督から「PKをもらったら誰が蹴る?」と聞かれると、彼は真っ先に「自分が蹴りたい」と答えたという。

「自分が決める思いもあったし、PKは自信がないと蹴れないので、僕は蹴れる自信があるので言いました」

 俺が決める――。あのミドルシュートはまさにその思いが全面に出たものであった。中央でボールを受けると、突っ込んできたDFをドリブルでいなしてスペースを作ってから、冷静にゴール左隅へ強烈なミドルを放った。

 彼の長所はドリブル。当初、96ジャパンに入った時は、ドリブルとパスの使い分けに苦心した。しかし、彼は合宿をこなしていくごとに、自分の持ち味を消さないで、テンポ良いパス回しに自らを融合させていった。そして世界の大舞台で、自らの成長ぶりを最高の形で表現した。

 熱い気持ちと責任感。そして、高い適応能力。それらを凝縮させた瓜生昂勢の一撃は、チームに好発進をもたらした。

文●安藤隆人

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