2013.10.16

欧州遠征を振り返るザック「自信を失うために来たわけではない」

ザッケローニ
ベラルーシ戦を振り返ったザッケローニ監督 [写真]=Getty Images

 国際親善試合が15日に行われ、ベラルーシ代表と日本代表が対戦。前半終了間際にゴールを奪ったホームのベラルーシが1-0で勝利した。

 試合後、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は以下のようにコメントしている。

―2試合を終え、ワールドカップに向けて教訓にすべき点はどういうところか?
「海外遠征を組んでもらったことについてだが、ホームでやる時とアウェーでやる時の内容に差が、戦い方に差が出てきてしまうということを自分たちも認識しているので、できる限りその差をなくそうということで、こういう遠征をお願いした」

「この遠征を通じて、どういう風に戦えば、どういう姿勢で戦えばアウェーの地でも勝利に近づける戦いができるのか、またその可能性が高まるのか、そういうことを知るためにヨーロッパまで来た。そういう意味では、アジアを出ると自分たちの戦いができないと思うし、実際にアジアでやるのとアウェーでやるのでは、内容に差が出てきてしまっている。それは認識していること。そこに関してはやはり私の責任なのかなと思う。そういうことは自分が先頭に立って、どうすればこの課題を修正していけるか、また解消できるのかということを、やっていかなければいけない」

「当然、試合だから相手もあることで、今日のベラルーシは非常に良いパフォーマンスだったと思うし、先のスペイン戦でも善戦をしたことは知っていた。良いチームだということは分かっていたが、今日の彼らは非常に良い内容だったと思う。逆に我々は少しいつもの輝きがなかったと思うし、やはりちょっと疲労があったのかなと思う」

「ただ、選手たちにも言っていることだが、今回の2試合と11月の2試合、4試合のヨーロッパへの遠征の最大の目的は、結果が出てこないリスクがあると、それに対して自信を失うのではなく、自分たちにはこういう課題があるわけだから、それをいかに解消していくのかということ。『前向きな気持で臨もう』という話はしている。だからこの後、チームに対しても話をしようかと思っているが、ここに自信を失うために来ているわけではなく、自分たちの持っている問題や課題をいかに解決していくのか、そういう気持ちでいようと言うし、当然私自身が先頭に立って何がいけないのか、またその原因、なぜホームとアウェーでの戦いの差があるのかという原因を、まずは自分が見つけなければいけないと思っている」

―後半のはじめに3-4-3に変えて、最後に元に戻したが、どのような判断であのような形にしたのか?
「まず、なかなかボールを前につけることができなかった。また、前に進めることができないという状況が続いていたので、それを打開するために内田(篤人)と長友(佑都)のスタートポジションを少し高いところに置いて、3枚のFWのサポートに入れるようなやり方をした。3-4-3にしてからはチームにも少しまとまりが出てきて、それまでよりは良いリズムで攻撃ができたと思うが、長友がけがで途中交代を余儀なくされたので、ハーフナー・マイクを入れようとし、そこで元のシステムに戻すというチョイスに至った。特に長友は一対一でも攻撃の部分で勝負ができる選手なので、少し高いところに置くことで状況が打開できれば、という思いがあった。3-4-3にしてからはボールの出どころを抑えるような、相手に裏をつかれないような守備ができていたと思っていて、そのおかげでチーム全体がまとまって、良い距離感で戦えるようになったのではないかと思っている。それで、攻撃も少しだが良くなったのではないか」

―最初に手を打ったところがシステムの変更だったが、システムを変えずに選手を変えることも考えられると思う。そこで、なぜ選手を変えるのではなく、システムを変えることを先に選択したのか。この試合のためだったのか、それともチーム作りの一環として選択したのか?
「ゲームの流れによって変えるわけだが、今日の交代でいえばボールの奪いどころが少し低いところにあったので、それをもう少し高いところにもっていきたいということで、4バックのところで4枚いるラインを中盤に置こうと。3トップに中盤の4枚がコンパクトに絞ることによって、ピッチの中央のところでよりボールを多く奪えるのではないか、ボールの奪いどころが高くなるのではないかと考えたことがその理由。実際に長友と内田にはできるだけ長谷部(誠)と遠藤(保仁)に近い距離で守るようにという話をした。先ほども言ったが、長友のスタートポジションが少し高いところにあることによって、彼は特に攻撃面で一対一での状況打開というものを持っているから、攻撃のところで良くなるのではないかと考えた。後ろのところでは今野(泰幸)が入っているようなシステムになっているので、そこでより攻撃に重きを置けるようなシステムであると」

―セルビア戦に続いて同じメンバーをスタメンにした。違った選手を試したり、違ったコンビネーションを試すという選択肢もあったと思うが、なぜこのメンバーにこだわったのか?
「頭の中には、ホームとアウェーでの戦いの内容について、同じような戦い方をできるようにしたいという考えがあり、その面を成長させるために60分ぐらいまでは同じフォーメーションで戦い、その後に新しい選手を試してみたいというプランがあった。実際に森重(真人)であったり山口(螢)は非常に良い形でゲームに入ったと思うし、良い内容だったと思っている。セルビア戦ではそこが細貝(萌)と清武(弘嗣)だったが、この試合に関してはその2人をファーストチョイスとして考えた」

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