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ガーナに逆転勝利も、セルジオ越後氏「コンフェデ杯の前に戻っちゃいけない」

10日のガーナ代表戦で先発した日本代表メンバー [写真]=足立雅史

 10日に行われた日本代表対ガーナ代表戦から一夜明けた今日、解説者のセルジオ越後がサッカーキングの取材に答え、「コンフェデ杯の前に戻してはいけない」と警鐘を鳴らした。

 ガーナ戦は先制点を許しながらも、香川真司のゴールで同点に追いつくと、遠藤保仁、本田圭佑のゴールで3─1の逆転勝利を収めた。所属クラブで出番がなく、フラストレーションを溜めていた香川の久しぶりの鮮やかなゴールにスタジアムは熱狂し、メディアはこぞって快勝と報じた。しかしセルジオ氏は、次のように語った。

「強化という点では、グアテマラ戦もガーナ戦も残念だった。日本代表は今問題を抱えていて、W杯本大会までにその問題をあぶり出し、改善していかなければならない。その点で言えば、グアテマラもガーナも、日本の問題点をあぶり出すような、そういうレベルの相手ではなかった」

「これで一喜一憂しているようでは、コンフェデ杯の前と同じじゃないか。アジア予選を突破し、日本は強いと錯覚していたところで、コンフェデ杯での3連敗があった。本物の強豪国とやれば、あんな問題やこんな問題も出てくる。そのレベルに立ってものを考えなければならないと、選手や監督だけでなく、ファンもメディアも感じたはずではなかったか。今朝(11日)、ブラジル対ポルトガルを解説したけど、はっきり言って日本対ガーナとは別のスポーツだった。日本はそのレベルを目指しているわけだから、視点は常にそこに置いておかないといけないよ」

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