本田(左2番目)のゴールなどで、ガーナに勝利した日本代表 [写真]=Getty Images
キリンチャレンジカップ2013が10日に行われ、日本代表とガーナ代表が対戦した。
日本は6日のグアテマラ戦からスタメン5人を入れ替え、本田圭佑や柿谷曜一朗らが先発。香川真司や長友佑都らもグアテマラ戦に続き、先発した。
7分、日本はCKの流れから本田が右サイドからファーサイドへクロスを送ると、フリーの柿谷が右足で折り返したが、相手GKに弾かれた。10分には本田がミドルシュートで狙うがGKの正面を突いた。13分、日本は左CKをショートコーナーで再開し、遠藤保仁がニアへ送ると、今野泰幸がダイレクトで合わせたが、ボールにミートしきれず、GKの手に収まった。
日本は23分、ハーフウェーライン付近から香川が相手DFライン裏にロングボールを送ると、清武弘嗣がワントラップして抜け出すが、シュートは飛び出した相手GKに防がれた。すると直後の24分にガーナは、カウンターからマジード・ワリスが右サイドを上がると、サミュエル・インコームに落とす。インコームのパスはDFに当たるが、ボールが中央へ流れたところをフランク・アチェンポンがミドルシュート。これがブロックに入った内田篤人に当たってコースが変わり、ゴールへ吸い込まれて先制点を得る。
失点してしまった日本は29分にカウンターから、香川が中央やや左に流れた柿谷にスルーパス。柿谷は中央へラストパスを出すと、待ち構えた本田に決定機が訪れるが、シュートは枠の上へ外してしまった。36分にはショートコーナーを受けた香川が、今野に当てて、落としたところを狙ったが、枠の上へ逸れた。44分にガーナは右サイドの深い位置までマジード・ワリスが突破し、中央へ折り返したが、戻ってきた長谷部誠がクリアした。前半はガーナが1点をリードして折り返す。
後半に入り50分、日本は長友のパスを受けた香川が、左サイドからカットインして中央へ切れ込むと、ペナルティエリアやや外からグラウンダーのシュートをニアサイドへ突き刺し、早々に同点とする。60分には香川がエリア内のドリブルで中央から左に流れ、クロスボールを本田がバイシクルシュートで狙うが、威力はなくGKにセーブされた。
64分に日本は、ピッチ中央で遠藤が本田に縦パスを送ると、リターンを受け、右足でゴール右へミドルシュートを放ち、GKに触られながらもネットを揺らし、逆転に成功する。68分に日本は香川、本田、柿谷とピッチ中央でのパス交換から、香川がミドルシュートを放つが、GKに弾かれた。
日本は72分に追加点。遠藤が左サイドからのFKを中央に送ると、本田がヘディングで合わせて、3点目を得た。本田は8月のウルグアイ戦、グアテマラ戦に続く代表戦3試合連続ゴールとなった。83分には後半途中から投入された大迫勇也が、ピッチ中央を持ち上がり、本田にスルーパスを出したが、本田のシュートは相手DFのブロックとGKの守備に遭い、得点とはならず。試合はそのまま終了し、日本が3-1で勝利した。
日本は9月の親善試合を2連勝、6得点1失点で終えた。欧州遠征を10月に控える日本は、11日にセルビア代表、15日にベラルーシ代表とアウェーで対戦する。