2013.09.09

ガーナ戦を控えたザック監督「我々と比べて優っている点がある」

ザッケローニ
ガーナ戦を翌日に控えた9日、ザッケローニ監督が会見で記者の質問に答えた [写真]=兼子 愼一郎

 日本代表は9日、「キリンチャレンジカップ2013」のガーナ代表戦に向けた前日練習を、試合会場の横浜国際総合競技場で実施した。

 練習後、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は、以下のようにコメントした。

―センターフォワードについて求めていることは? 柿谷曜一朗と大迫勇也のプレーをどう思っているか?
「まず、センターフォワードはこうでないといけないというものはない。センターフォワードと言っても、異なるタイプのセンターフォワードがいる。ペナルティボックス内で仕事をする選手や中央突破が得意な選手、サイドからの攻撃が得意だったり、中央で素早いコンビネーションを出せたり、ポストプレーが得意だったり、連携には関わらなくてもゴールの数だけは多いフォワードだったり、様々なセンターフォワードが存在する。大迫も柿谷も、そういった意味で異なるセンターフォワードだと思っている」

「大迫はポストプレーなどで後ろの選手と絡みながらプレーできる選手で、最近では相手を背負って受けるだけでなく、マークの外し方だったり、裏に抜けるタイミングがうまくなってきていると見ている。特に国内でやっていることでは、ボールを受けてキープしてチームメートの上がる時間を稼ぐ、タメを作るということは良くできている。クロスボールに対しての入り方も上手で、空中戦のポストプレーでも使える」

「柿谷も大迫と共通して言えることは、他のメンバーと絡みながらプレーができるということで、攻撃のときにコンビネーションを出しながら関わっていくところは2人とも好きなタイプである。柿谷は特にディフェンスラインと駆け引きをして、裏に抜けてボールを受けることが好きなフォワードである。そういった意味では2人はチームと絡みながら、ゴールに向かうことが好きなフォワードではあるが、細かいところではタイプは違う。2人に共通していることは、Jリーグでいい活躍をしている。それは、2人だけではなく他にも活躍しているフォワードはいる」

―グアテマラ戦を受け、ガーナ戦で一番重視するところは?
「ガーナは我々と比べて優っているなという点があり、それは長い距離でのスピードということと、フィジカル面ではウチよりも少し上かなと思っている。そういった意味でも、我々は相手よりもチーム力で戦わないといけない。あとは、相手に的を絞らせないようなプレーをして、極力フィジカルコンタクトのないところにボールを運ぶような戦いをしたい。ガーナに関しては前回のワールドカップでも結果を残したと思っている。やはり、技術面やフィジカル面で非常に高いレベルにあるチーム。さらに戦う姿勢のあるチームだと思っていて、普通のアフリカのチームと比べると、労を惜しまないという特長がある。あとは、フレンドリーマッチをフレンドリーマッチと捉えない、メンタル面でのアプローチが得意。ガーナのフレンドリーマッチを見ると、かなりいい成績を残している」

―(負傷した)岡崎慎司が出られなくなったが、欠場の影響?
「岡崎は前線からの守備もあるし、何よりも彼がいることで裏へのチョイスが出るということもある。これまでの代表戦でもそういうことを証明してきている選手だと思う。そこに入る工藤(壮人)や清武(弘嗣)は少し異なるタイプの選手であるから、彼らにあったようなことを探していきたい。そういった意味では裏へのチョイスは減るがコンビネーションの精度は高まる」

―グアテマラ戦では試合前から交代枠をある程度決めていたとのことだが、今回も同じような形になるのか?
「この試合に関しては、2試合目ということもあり、次に試合がないからコンディションのマネージメントはしなくても済む。その中でも見てみたい選手はいるので、上手く見ながらやっていきたい。例えばウルグアイやガーナ、これから行くヨーロッパと、そういう対戦を通じてチームとして成長していかなければならない。自信をなくすようなことはして欲しくない。やはり、成長していかなければいけないというメッセージを持っていかなければならないし、そういう話をしている。当然、結果は大切だが、こういう戦いでワールドカップに向けて、しっかりと準備していく。また、内容や成長も大切だと思う」

―グアテマラ戦後に決定力を課題に挙げた。アフリカ勢のディフェンスの特長と、前線の選手達に何を求めるのか?
「まず、決定力不足というか決めきる力がないということは話したが、具体的にはゴール前でシュートを打った時には決めきる力をつけることを言いたい。アフリカのディフェンスの特長と、前線のメンバーがどのようなことをすればいいかということだが、その2つは直接結びつかないということが正直ある。アフリカ勢のディフェンスラインの特長を話した上で、唯一話せることはそういった特長を持った相手に対してどれだけチャンスの数を演出できるのかと。これは決定力不足とか決めきる力には直接結びつかないと思っている。なので、言いたいことの1つはチームメートにできるだけフリーな状態でシュートを打たせる。つまり、チャンスを演出するということ。次は決定力をつける、できる限りゴールの数を増やすという作業。例えば、グアテマラ戦でいうと、1つ目の段階はできていた。そのおかげで29回シュートまで至っている。ただ、次の段階に入ると、29回シュートを打っているのに実際にゴールしたのは3回。29回シュートを打っていることは、90分で3分に1本はシュートを打った計算になる。そういった意味で、やはり3点以上取らなければいけなかった。ガーナ戦ではそこまでチャンスはないなというふうに思っている」

―ガーナ代表で主力の何人かが来日していないが、強化試合という意味で何か影響が出ると思うか?
「直近のザンビア戦のスターティングメンバーの3選手が来日しないということで、そんなに多くないと思う。そういう意味で我々にとっては、非常に大切なテストの場だと思っている」

 日本代表は、6日に大阪長居スタジアムで行われたグアテマラ代表戦で、3-0と快勝していた。

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