2013.09.07

ザッケローニ、選手の精神面に満足「楽しみながらプレーしていた」

ザッケローニ
グアテマラ戦を振り返ったザッケローニ監督 [写真]=Getty Images

 キリンチャレンジカップ2013が6日に行われ、日本代表とグアテマラ代表が対戦。日本は、本田圭佑、工藤壮人、遠藤保仁が後半に得点し、3-0で8試合ぶりの完封勝利を挙げた。

 グアテマラ戦後、記者会見に臨んだ日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は、以下のようにコメントした。

―本田と柿谷(曜一朗)を後半から投入したが、予定通りか? 前半を見てから投入を決めたのか?

「試合前からプランがあった。今日切った交代カードは全て試合の前から決めていた。香川(真司)や長谷部(誠)にできるだけ90分間近く試合をさせたかった。理由は、現在まで試合に出ていないからだ。清武(弘嗣)に関しては、45分間見たいと思っていた。青山(敏弘)と工藤は試合の中で見てみたいと思っていた。柿谷と大迫(勇也)に関しても、45分ずつ見たいなと。本田は2試合、90分間をやらせたくないと思っていて、それは試合に多く出ているのが理由だが、1試合目は45分にとどめようと思った。DFラインでは森重(真人)と酒井高徳を見たいと思っていた。(キーパーの)西川(周作)もだ」

―香川、吉田(麻也)、長谷部をできるだけ使ったという点や大迫や森重を試した点、後半は3-4-3も試したと思うが、今日の試合でトライした中で、一番監督が手応えを得た部分はどこか?

「今日の試合で一番良かったと思う点は、チームの持っている精神で、楽しみながらサッカーをやっているという印象を受けた。たくさんチャンスを作ったと思うが、いつも通りゴール前での決定力というのは少し欠けていたと思う。これまでの試合でも、相手は1つ、2つのチャンスで1点、2点を取ってくるようなチームを見てきたが、日本はそういうチームとは違うと思っていて、得点を決めるためには、できるだけ多くのチャンスを作らないといけないと考えている。当然、守備での課題を修正しようという考えはあったが、ゴール前での決定力、決めきる力が今後の課題としてある。また、良かったところは、チームでのプレッシングがかなり効いていたところ。特に中盤のエリアでMFのラインがアグレッシブにいってくれたところは良かった。相手はMFを5枚並べ、そこで数的有利を作ろうというスタイルだった。少し心配はしていたが、真ん中でよくボールを奪ってくれたと思っている。DFラインも非常に高く設定することができたし、攻撃でも中から、外からバリエーションを出しながら攻められたというところで、やはり最後のところだけが少し残念かなと思っている」

―守備のポイントとして挙げたこと、それを選手たちはやってくれたか?

「守備のところでは、DFラインとMFのラインをもう少し距離感を縮めて欲しいという要求を出していたが、それは今日できたと思う。守備ラインが高いことで、相手がボックス内に入ってくることはほとんどなかった。また、パート間の距離感だけでなく、選手個々の距離感というものも非常に大切にして欲しいという話をした。つまり、縦だけでなく横の距離感も大切にして欲しいと言った。チームに特に要求したのは、『楽しみながらプレーをしなければならない』ということで、それをするためにも前線のメンバーからしっかりと守備のタスクをこなして欲しいと。そういう話をした。前線のメンバーに具体的にどういう守備をして欲しいかという点は、相手をずっと追いかけ回して欲しいということではなく、適切なタイミングで適切なポジションでアプローチをかけて欲しいと要求した。相手のビルドアップのところにきちんとアプローチがかからないと、うちのMFやDFラインは苦労してしまう。そういったところはチーム全体が良くできたところだと思っている。前線が止めてくれたということもあって、グアテマラがなかなか日本の深いところまで入って行けなかったと思う。もちろん、今日の試合に関しては、相手がグアテマラということで、あくまでもFIFAランキング上では格下の相手だが、うまくこれから継続して格上の相手ともできるように期待している」

―香川に関してだが、全てを彼がオーガナイズするような役割を与えるよりも、多少限定的な役割のほうが生きるという風に考えているのか?

「私が思うサッカーというのはチームスポーツであって、その中に個の局面があるスポーツだということ。なので、すべての選手はチームの為にプラスになる働きをする、貢献をするということが大切だと思う。ただ、時として個の局面が出てくるスポーツだから、その時に自分の持っている能力を出してほしいと思っている。今の質問に関しては、両方できればいいなと思っている」

―試合前に言っていた攻守のバランスの修正はどれぐらい達成されたか? また、1トップに入った大迫と柿谷の評価は?

「攻守のバランスは非常によく保たれていたと思っている。理由は、前線のメンバーがしっかりと守備をこなす、DFラインがアグレッシブに守備にいけていたことだと思うからだ。そういった周りの仕事があると、遠藤と長谷部も通常よりもピッチの少ない範囲をカバーすれば良くなると思う。大迫に関しては、フィジカルがあってミドルシュートやチームの為に貢献できる能力であったり、ボックス内でも体格があるから存在感を発揮すると思うし、守備のところでも、持久力があるからチームのために走ってくれるという印象を受けている。45分だけだったのは、両選手とも見たかったから。柿谷に関しては、意外性のある動きがある。特に柿谷がいい時は相手のDFラインの裏にスペースがあって、そこにいいタイミングで飛び出していくことで、そこが彼の一番いいところだと思っている。今日のようにそういうスペースがない場合は、ボールをもらいにきて、相手のセンターバックを引きつけてくれて、逆にチームのためにスペースを作るような動きができるような選手だと思っている」

―前半にトップ下に香川を使い、後半に本田をトップ下に使った。香川をトップ下に使うのは、2番目の選択肢と考えているのか?  また、本田が入ってすぐに得点が生まれ、偶然かも知れないが攻撃の流れが良くなったことをどう考えているか?

「本田にはそれだけでなく、ミドルシュートを狙って欲しい、アシストでチームの為に貢献して欲しいというようなことを期待していた。それは同様に香川にも言えて、特に前半は香川もそういったチャンスに絡んでいたと思っている。後半になって流れが良くなったとおっしゃられたが、後半良かったところは、やはりチャンスを決めきったところ。前半とは違うと思う」

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