2013.06.23

ザッケローニ「改善点を全て確認できた」/メキシコ戦

メキシコ戦後の記者会見に臨んだザッケローニ監督 [写真]=FIFA via Getty Images

 コンフェデレーションズカップのグループリーグ、グループAの第3節が22日に行われ、日本代表とメキシコ代表が対戦。日本は1-2で敗れ、3連敗で大会を終えることとなった。

 試合後の記者会見に臨んだ日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は、以下のようにコメントしている。

「メキシコは我々よりも良くプレーしたと思う。日本よりもコンディションが良かったと思うし、我々よりも素早く動いていた。イタリアとの試合(を終えた後)で、メキシコよりも回復できていなかったと思う。ボールをコントロールできなかった。前半は、前向きでメキシコにプレッシャーをかけていた。得点するチャンスもあり、ゴールを決めたと思ったが、無効になった。まだ、映像を見ていないが、試合を分析しないといけない。いくつかのチャンスがあったが、メキシコも後半に入り良くなっていった。DFが押し出して、MFやアタッカーをサポートしようとしたが、なかなか実行できなかった。後半に選手交代をしたが、よりスペースを作りたかったが、中盤がかなり詰まっていてスペースを作れなかった。長友(佑都)が負傷したことで選手交代が必要になったので、またフォーメーションを戻した。1点目を許したのは、メキシコの方が空中戦で優れていたため。2点ともクロスからのヘディングで入れられた状態だった」

―酒井宏樹や栗原勇蔵を使いテストの意味もあるかと思ったが、途中からレギュラーの選手を使った。交代の意図は? 途中に3-4-3を試したのか?
「最初の質問は、数センチ高さが欲しかった。つまり、より高いところで競り合いたかった。酒井は、その点を保証できると思った。メキシコは3人ほど190センチの選手がいて、ハビエル・エルナンデスも高さはないがヘディングは強い。栗原を入れた理由は、吉田(麻也)のコンディションが良くなくて、練習を抜ける時もあったから。イタリア戦から完全に回復はしていなかった。3-4-3のフォーメーションは後半から使った。ウイングがスペースを確保する唯一の手段で、うまくサイドを使いたかった。もう1人サイドに置くことで、よりスペースが使えると思った。本田(圭佑)と香川(真司)はよりスペースが与えられた。純粋な3-4-3というより、3-4-2-1だった」

―敗退が決まったチーム同士で5万2000人の観衆が集まった。観衆やスタジアムでプレーすることをどのように感じたか?
「インフラについては、非常にすばらしく良いレベルのスタジアムだと思う。ワールドカップの準備ができていると思う。組織については、最適で望んでいるものだと思う。5万2000人の観衆が来たことは、驚くことではない。ブラジル人がどれほどサッカー熱を持っているかを知っているだけに、全く驚いていない。ブラジルのファンはサッカーが大好きで、情熱を持っている」

―3試合を戦って手応えを感じたこと、ワールドカップまでの1年間でやらないといけないことをどのように考えているか?
「1戦目はアプローチを誤った。試合を始めたときに少し控えめになった。特徴でもあるかもしれないが、すばらしいチームとのアウェーゲームでは、我々はそのようなことになることがある。最初に失点を喫して、結局あまり良いゲームはできなかった。2戦目は非常にハイレベルな試合で、コンディションも整っている時は、あのようなプレーもできると示した。昨年もあのようなプレーができた。対戦相手も重要であるが、コンディションが最適な時は良いプレーができる。ただ、国際経験が不足していることが表れた。70分までは支配的だったが、最終的には負けてしまった。だから、我々は向上しなければならない。イタリア戦とメキシコ戦でのアプローチは良かったと思う。集中してプレーへの意思もかなり強く表れていたと思う。しかし、選手は疲れが出ていたと思う。イタリア戦からの疲れがまだ残っていたので、十分に回復できていなかった」

「ただ、コンフェデレーションズカップを経験することで、改善点を全て確認したかったのだが、それができた。来年を控えて世界との強豪とのギャップを埋めていくことができるのではないかと思う。まだ1年あるので、努力はできると思うし、がんばっていくつもりだ。2014年はいくつかの親善試合があるが、今年の7月から11月は、かなりの試合を控えている。サッカー協会にいくつかのアウェーゲームを調整することを要請していた。アウェー戦によって、国際経験を高めることができると思う。私自身もしっかりと宿題をして、最適な選手を選び出さないといけない。今大会まで選手の何人かはあまり休養を取れていなかった。シーズン中に十分にプレーしていなかった選手もいたので、コンディションが理想ではなかった選手もいた。長友は3カ月で数試合しかこなしておらず、本田も7カ月間で数試合しかしていない。必ずしも理想的なコンディションで試合を迎えたのではない。また、ワールドカップ予選に関しても考えていたので、本来は我々の望んでいた形でコンフェデレーションズカップへの準備はできていなかった。勝ち点0でコンフェデ杯を終えたことは残念だった。しかし、一番の目標はチームの個性を確認すること。試合の流れは残念で非常に悔しい。我々がイタリア戦を完全にものにできなかったことが残念。しかし、2戦目と3戦目はほぼ満足した形で終われた」

―本田の出来についてはどう思うか? 後半は足が止まって交代が必要だと思ったが?
「本田は今大会のために十分な準備ができなかった。プレーすることによってコンディションを整えるしかなかったので、出場させた。コンディションの回復については、イタリア戦から彼ほど完全に回復できていない選手はいなかった」

―勝ち点0に終わった大会について、そして、セットプレーや立ち上がり、終盤の失点が続いていることについてどう思っているか?
「グループ内では勝ち点0だった。もちろん、何点か取ろうとしたができなかった。その理由は、十分に試合のための準備ができなかったことだ。立ち上がりの失点は、やはりコンディションが十分でなかったから。選手は既に疲れていた。コンディションに関しては、最善ではなかった。選手によっては、オーストラリア戦の前日に代表に合流したこともある。数試合が続き、コンディション回復に十分な期間がなかった。イタリア戦後、中2日でメキシコ戦を迎えたが、イタリア戦翌日は回復に努め、昨日は既に前日練習だった。だから、燃料タンクにそれほど燃料は入っていなかったと言える」

―選手のコンディションが万全ではなかったということだが、控えの選手で試合に出ていない選手がいると思うが、彼らを起用するという考えはなかったのか?
「選手交代を何人かはした。先発メンバーは、イタリア戦と3人代わっていた。チーム全体を変えると、アイデンティティを全て変えるということになる。イタリア戦が良かったので、チームの性格を変える気はなかった。メキシコ戦では3人代えてどうなるか、その状況を見たが、試合中、どこで選手を交代できるかを見極めた。戦術的に変更する必要があり、スペースがあったので、サイドを前に上げなければいけなかった。失点は、DFは揃っていたが、空中戦でゴールを決められた。非常に良いヘディングで得点されたので、決して選手の数で上回られたということではない」

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