2013.06.22

ザッケローニ「自信を持っている。メキシコには勝ちたい」

日本代表のザッケローニ監督(左)がメキシコ戦の前日会見に臨んだ [写真]=Getty Images

 21日、日本代表は翌日に控えたコンフェデレーションズカップ第3節のメキシコ戦を前に、試合会場となるベロオリゾンテのミネイランで前日練習を行った。

 試合を控えて前日会見に臨んだアルベルト・ザッケローニ監督は、以下のようにコメントしている。

「最後の試合となった。(過去2試合で)十分な勝ち点を取れなかったので、準決勝には進めなかった。ただ、明日の試合には自信を持っている。イタリア戦でも、我々が伸びてきていることを見せることができた。開幕戦はうまく進まなかったが、イタリア戦では非常に良いプレーができた。できればメキシコには勝ちたいと思う。メキシコは非常に敬意を表しているし、FIFAランキングでは我々の上をいっている。良いサッカーをして、テクニカルスキルも優れている。ゲームをコントロールするチームなので、非常に良い試合になると思う。メキシコは過去2戦でも良いパフォーマンスを見せていた。両チームとも良い選手を揃えているので、良い試合になることを期待している」

―ブラジルの政治や社会の状況について?
「普段からブラジルに住んでいるわけではないから、問題の深層はわからない。大きな国なので、各地方において違いがあるのかどうかもわからない状態。非常に緊張感のある状態を、日本代表全員が残念に思う。国民の間で不満があるということが表れている。どの社会においても、そういうことはあると思う。意思決定を下す人々が、良い形で問題に対応してもらえればと思う。うまく均衡を取り戻し、ブラジルの状況が良くなることを願っている。ブラジル人だけでなく、全世界がブラジルを気に入っている。ブラジル人も世界各国で気に入られている。大会を通じて、ブラジルのすばらしいところを見ているので、状況が良くなって欲しいと願う」

―これまで使っていない選手の中では、国際舞台で試したい選手もいると思うが、最終戦では、結果を求めることと、選手に経験を積ませることのどちらに重きを置くのか?
「イタリア戦で濃密な試合をしてから、それほど日にちが経っていない。だから、今日の練習を見ることで、全体と個々の状態をチェックして、相手の状況も見ながら、どれだけ控えの選手を使うのかということを考えていきたい。主将(長谷部誠)はイエローカード2枚を受けて出場できないため、彼の代わりに誰かを入れないといけない。それと、チーム全体の体調を見ないといけない。2試合を戦い、昨日が移動日で、今日が休養と練習となっている。これらの要素を全て考えなければいけない。メキシコに対しては勝ちたいと思う。相手も勝ち点0なので、メキシコも勝ちたいと思っていると思う。ただ、両チームが勝つことはできない」

―メキシコ戦の懸念事項は?
「メキシコは、1つのフォーメーションから別のフォーメーションへ、すぐに変更することができる。2試合を見ると、いくつかのフォーメーションを使い、非常に優れたテクニックを持っている。トップには非常に良い選手がいる。一対一でもプレッシャーがかかった時でも、良いプレーをする。そして、諦めない。非常にコンパクトでスペースを使い、勝つことに対してのメンタリティも良いものを持っている」

―ワールドカップまでの1年で、どのポジションに底上げが必要だと思うか?
「各ポジションを見ても、特に改良しなければならないとは思っていない。チーム全体で国際経験を積むことだけだと思う。強豪国に近づくには、勝つことを身に付けないといけない。イタリアは苦しんで苦しんでも諦めなかった。そこでタイミング良く、経験を基にチャンスをつかみ、試合に勝利した。そのような質は、ハイレベルな対戦で得られると思う。今大会は我々にとって貴重な経験だと思う。帰国してから11月までの間に、この経験を基にして技術力を上げたい。来年のワールドカップに向けては、あまり国際試合がないので、できるだけ残りの期間を使って経験を積みたい」

―ワールドカップに向けてどのような期待を持ち、経験を積んだか?
「毎回、何かを学んでいる。大会によっては多く、場合によっては少ない。今後の期待については、選手や日本のそれと同じだと思う。世界の強豪国とのギャップを埋めることだ。ただ、1年でそれができるのか。イタリアやスペイン、ブラジルと同レベルになるかということだが、ギャップは埋められると思う。有益な経験をどんどん積み重ねたいと思っている。また、プレーの能力はイタリア戦でも見られたが、レベルはあると思う。だから、経験を積むことだと思う」

― 3-4-3のフォーメーションは使うのか?
「フォーメーションを変える意図はない。スピードを持って、的を絞ってプレーする時は非常に良い成果を得られている。この3年間はそうだった。だから、フォーメーションを明日の試合で変える理由はない。今年の残りの期間で他のフォーメーションを試験的に見ることができると思う。もっと柔軟性を持てるようにしたい」

―イタリア戦同様に、メキシコ戦もブラジル人が応援してくれると思うか?
「ブラジル人がなぜ、日本代表をサポートしてくれたかはわからないが、サポートしてくれたのは嬉しいこと。おそらく、『どれだけ個性的にプレーしていたか』、『どれだけ頑張ってくれているか』を見てくれたからではないか。70分間、スピードと決意を持ってプレーしてくれていた。それでいて、パスミスもなかった。ブラジルの観衆は、ボールをコントロールできるチーム、うまくパスを回せるチームを好んでいる。それで、日本を応援してくれたのではないか。もちろん、試合が終わって我々はがっかりした。試合終了間際に4失点目を喫してしまった。強豪相手に70分まではコントロールしていた。だから、最後で負けたことは後味の悪い試合だった。それは明らかだった」

「ブラジルのセキュリティからは、選手に指示を与えるということは何も言われていない。警備がホテルにもいて、守られている。ただ、それだけの緊張が社会にあるということは、我々としては残念に思う。できれば、(緊張が)なければいいと思っている。ワールドカップに向けては、かなりの選手がヨーロッパで経験を積んでいる。中にはトップリーグでプレーしている選手もいる。その経験が非常に有用ではないかと思う。国際経験については、チーム全体としての国際試合の経験を積むということ」

―イタリア戦の交代策の意図は?
「交代は3人以上できないから、それ(3人)が限度。後半途中まで我々が(試合を)コントロールしていたから、早い時間での交代はしなかった。右サイドバックは、より攻撃力のある選手に代えた。チームは非常にダイナミックだったと思うが、エピソードの積み重ねでゲームはできあがる。イタリアは勝つべき場合でなくても勝っている。我々にはその能力がまだない。難しい時でも勝てるような能力をまだ持っていないが、その点は改善しないといけないと思う」

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