2013.06.15

ザック、ブラジル戦前に会見「敗者として試合をするのではない」

ザッケローニ
前日会見で展望を語ったザッケローニ監督 [写真]=Getty Images

 14日、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督と主将である長谷部誠が、翌日に開幕を控えたコンフェデレーションズカップ・ブラジル戦を前に、前日会見に臨んだ。

 ザッケローニ監督は、以下のようにコメントしている。

「この大会に参加することは2年前から分かっていたが、出場できることを誇りに思っている。グループの3チームはFIFAランキングでは日本よりも上位にいる。しかし、日本のパフォーマンスは向上している。したがって、我々の目標は世界に如何に技術力を高めたかを示すこと。来年のワールドカップを前に貴重な経験をさせてもらいたい。若手の多いチームで、非常に意欲が高いグループになっている。同時に経験豊かなメンバーもいて、私が監督になる前から、日本代表のメンバーになっていたものもいる。彼らの活躍も期待でき、オープニングマッチを楽しみにしている。相手はホスト国で、優勝候補のチーム。前回も優勝しているから有利だと思うが、我々は非常にいい試合ができると思っている」

「数週間前に集まった時は最良のコンディションではなかった。ワールドカップの出場権を獲得し、アジア予選を終わらせて2日前にブラジルに来た。アジア予選2試合をやって気づいたことは、コンディションが非常に良くなってきている。もちろん休養の時間はそれほどあったわけではなく、時差ボケも解消できていないが、チームは良くやってくれるのではないかと思っている。過去の2試合よりも、さらに良い内容の試合ができると思う。とても力強いチームであり、力強いチームと戦うことから、前の2試合以上の成績を挙げなければならないと思う」

「日本はこの2年間で非常によくやってきていると思うし、アジア全体で言えることだと思う。コンフェデレーションズカップに参加することで、我々がどれくらいの状態にあるか、レベルがわかると思う。最強チームと同等レベルで戦うことはまだできないと思うが、今大会での我々の結果で来年のワールドカップに向けてどれくらいのレベルかがわかると思う。ギャップがあると思うから、今後はそれをどう埋めるかを考えないといけない。だが、ギャップが分かることは本大会を通してではないかと思う。アジアでは日本は非常によくやった。他のアジアのチームよりも優れているという実績を示している。コンフェデレーションズカップ、そしてワールドカップでの日本のレベルを見てみよう」

「プレーヤーと私自身にとっても、エキサイティングな大会である。私はキャリアも積んで、重要な大会にも出場した。しかし、コンフェデレーションズカップはコンフェデレーションズカップであり、とても重要な大会。最強のチームが各大陸を代表し、ホスト国はコンフェデレーションズカップを2連覇し、それ以外も多くのカップを手にしている。そのようなチームだからこそ、明日の試合はとても楽しみで、みなさんと同じように興味を持っている。ランキングでは上位のチームにあるチームと戦うが、同時にアジアで非常に異なった条件で戦ってきている。アジア以外ではあまり試合をしてきていない。私も見るのをすごく楽しみにしている。特に強いチームとの対戦において、メンバーに関しては強い個性、勇気を持って、知っている知識を全部出してプレーしてほしい。ワールドカップ予選で見せたパワーを見せてほしい。恐れることはなく、そしてイニシアチブを取らなくてはならない。世界最良チームでないかもしれないが、サッカーのやり方は知っている」

「我々は何かをやろうと自慢するわけではない。だから明日は勝つとは私からは言わない。しかし、事実として全てのスポーツ選手はよりよい成績を残そうと思うもの。だから我々もより良くなるように戦おうと思っている。チームがイニシアチブを取ってボールを持ち、最近の試合で見せてきたような形でボールを上手く取って、そして試合の成果を見せようと思う。しかし、全てのポジションで経験を持つブラジルはホームだということで有利だとは思うが、そういう中で我々は最善を尽くして努力をしていきたいとを思う。単一の試合では、どのチームでも特に有利だとは思わない。我々は敗者として試合をするのではない。選手にはできることを全てやれと言う。昨年の対戦は親善試合で背景も違うが、大きなレベルの差があったことは明らかで負けたチームだったが、今は違う。明日は公式戦で内容も違ってくる」

「海外でプレーする選手が多いことは、非常に有利なところもあれば、マイナスの要素もあると思う。インパクトに関しては、数年後にわかると思う。数年前に私が就任した時は、海外でプレーする選手は少なかったが、アジアカップで優勝したからか、就任以前のワールドカップで日本が非常によくやったからか、多くの国が日本に目を向け始めた。そして、起こり得ることだが、あるものを買った時にそのものが機能すれば、そのブランドを覚えておいてそれに似たものを求める。だから、日本選手がヨーロッパに行った時は、数が多いだけでなく、非常に上手くやっていた。メリットもあればデメリットもあるかもしれない。ただ、今のところは代表チームに関しては非常に有利ではないかと思う。それぞれの活躍しているチーム、対戦したチームから知識を得ることで代表に伝えることができる。それは日本代表にとってもプラスになると思う。日本代表が成長していることは、海外の選手が多いからではないか」

「ブラジルがピッチのあらゆるところで、非常に質の高い選手を持っている。だから、1人の選手に焦点を与えることは適していないと思う。それぞれ個々の技術を持っているかと思うが、数年前のブラジルと比べるとチームはかなり改善していると思う。集団的な努力、チームとして良くなっていると思う。より固く、ダイナミックなサッカーをしていると思う。個々の選手の予測できない行動に加え、チームとしてのまとまりがある脅威がある。だから、ブラジルはこの大会だけでなく、来年のワールドカップでも最も優勝の可能性が高いチームだと思っている。基本的なチームだけでなく、非常に優れたメンバーもいる。誰かがけがしても穴を埋める選手も非常にレベルが高い」

「我々はレベルを試すために来ている。この機会を利用して、非常に優れたチームと対戦し、あまり頻繁に対戦できないチームと戦う。このような重要な大会でしか対戦できないチームばかりだから、この機会を利用して我々も成長したい。チーム全体と個々の選手においても同じ事は言える。既にヨーロッパのクラブで活躍する選手にとっても、さらにいい経験になると言えるのではないか」

「ブラジルの選手はプレッシャーには慣れているのではないか。誰もがブラジルのポテンシャルはよく知っている。勝って当たり前で、負けてば非常に批判される。私は長年セリエAで指揮したが勝つことが望まれ、勝たなければ非常に批判されるというプレッシャーがあった。ただ、ブラジルは慣れていると思う。日本は士気は高いと思うし、ワールドカップ出場を決めたことで、我々は感情面でも後押しがあると思う」

「このチームで数年間試合をして、日本に来た時は当時から少し変えてきている。当初は多くを変えて、途中からは変えなかった。だからこの3年近くは、ほぼ同じような状態で良好な状態だと思う。アイデンティティやプレーのやり方、個性をチームで押して行かないと行けない。もちろん違う個性を持ったチームと対戦するから戦術的には違った手法があると思う。サッカーでは弱点を狙っていく。そして、自分達の最良の点を発揮しようとする。もちろんそうしようと思うが、我々のプレーのスタイルを変えようとする意図はない。我々の試合、馴染みのある試合をやろうと思う。そして3つのチームだが、もし我々のプレーができないのであれば、そのチームに対しては我々は脱帽しないといけない。しかし、できる限り我々の試合を推し進めるつもりである」

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