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大一番に臨む日本代表、豪のケーヒル封じが最大のカギに

練習を見守るザッケローニ監督 [写真]=足立雅史

 季節外れの肌寒さと強風が続く埼玉県内で、日本代表は2日16時からオーストラリア決戦2日前の練習を行った。この日も冒頭15分のみのメディア公開。クローズにしてからトレーニングは1時間半以上続き、その大半がオーストラリア対策に割かれた模様だ。

「練習前に映像とかを見たけれど(ティム)ケーヒル(NYレッドブルズ)はヤバっすね。空中で止まるし、しかも枠に飛ばせられるし、結構GKのいないところにヘディングできる。ものすごいヘディングの技術だなっていうのは今日のミーティングでも思いました」と今野泰幸(G大阪)もため息交じりで語っていたが、相手の1トップに入ると見られる彼をどう封じるかが最大のカギになるだろう。今野も「センターバックだけじゃなく、ボランチやサイドハーフを含めてセカンドボールを拾えるかが大事になる」と強調したように、守備陣全体の連携と的確な反応がブラジル切符獲得へのポイントといえる。

 攻撃に関しては、いかにいい距離感を持ちながらプレーするかが肝要だ。中村憲剛(川崎)も「日本のよさを出すには距離感を縮めることが大事。この前の試合は日本の距離感じゃなかった。回る時は回る時なりの理由がある」とコメントしていたが、それを取り戻せばゴールへの厚みが出せるはず。3日に合流する本田圭佑(CSKAモスクワ)や岡崎慎司(シュトゥットガルト)らを含め、短い時間でのすり合わせを大事にしたい。

文●元川悦子

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