2013.02.05

ザック監督「リスクをおかしてトライしてほしい」/ラトビア戦

 日本代表は5日、キリンチャレンジカップのラトビア代表戦に向けた前日練習を行った。

 練習を終えて、アルベルト・ザッケローニ監督が、以下のようにコメントした。

「今日のトレーニングの前にメンバーには言ったが、明日の試合をオープニングとして大切な2013年が始まる。今年はイベントや試合が沢山あるし、達成しないといけない大きな目標もある。大きな目標のひとつとしてはワールドカップ予選を勝ち抜くことが挙げられると思うし、今は大切な試合(ヨルダン戦)を1カ月半後に控えている。ヨルダンとの試合の前に2つの試合があるが、この2試合を有効利用して3月の本番に向けて良い状態で臨みたい」

「明日の試合に関して選手にお願いしたのは、ここ2カ月クラブチームでやってきたことをリセットしてほしいということだ。昨日(日本に)着いたメンバー、あるいは今日着いたメンバーもいるが、代表チームのコンセプトを思い出してほしいと思う。当然、短期間で準備が万全でない中で、パーフェクトにいかなくてもできるだけいいプレーを出してほしい。大切なのはトライをすること。当然そこにミスもあるだろうが、リスクをおかして積極的にトライしてほしい。フレンドリーマッチではあるが、これまでやってきた戦い方の復習をしてもらいたい。昨日のトレーニングでは、長時間の移動とリーグ戦の疲労もあり、ほとんどリカバーに費やしたわけだが、今日はどのメンバーのコンディションが良いかを見極めることができた」

―新しい選手をチームに加える時、監督は簡単には試合には使わないことが多い。新しい選手をチームに加えるときに考えていることは?
「新しい選手が試合に出るためには、まずはチームのやり方にしっかり馴染んでもらい、チームコンセプトを共有することが大事だ。時に、その準備が整っていない選手をピッチに送り込むことで、その選手の今後の可能性を消してしまう怖さというものもある。明日の試合に関しては、コンディションの良いメンバーを積極的に使っていきたい」

―9月のイラク戦以降、香川(真司)や岡崎(慎司)ら前線の選手がけがで揃わなかった。今回は本田(圭佑)や清武(弘嗣)も含めて全員そろっている中で、どういう基準で選手を選択するのか?
「繰り返しになるが、明日のゲームに関しては、コンディションができている選手、試合勘のある選手、海外組を中心に使うことになると思う」

―明日の試合でリスクを冒してトライということだが、具体的にどんなことを選手に期待しているのか?
「ここまでの2年半、少しずつ多くのことを積み重ねてきたし、少しずつ新しいことをインプットしていった。明日の試合では、これまで積み上げてきたことをできるだけ多く出してほしいという意味で『トライをしてほしい』と言った。今後につながるための戦いをしていきたいので、建設的にこれまでやってきたことをトライしていこうと。明日はリズムやテンポというところよりも、各々の距離感であったり、ディフェンス・中盤・FWの3ラインの距離感が適切にとれているかを重点的に見たい」

―明日は今年1発目の試合になるが、監督のこれまでの経験からシーズン初戦の結果は、その年の戦いに影響するものか?
「クラブチームを率いていた時、当然リーグの公式戦初戦というものは非常に重要だと思っていたが、そこに至るまでに練習試合を段階的にやってきた中で初戦を迎えている。とはいえ結果というものは大事だし、明日は沢山のファンが見守ってくれているので、いい戦いをできるだけしたいと思う。明日の試合も、満員のスタジアムになると思うが、たくさんのサポーターの前で、できるだけいい戦いをしたい」

―今シーズン、ドイツ結果出している乾(貴士)についての評価と、彼のドリブルがチームの中でどう生かされると思うか?
「乾は最近、頻繁に代表に招集しているが、個人的に彼の最大の武器はドリブルというよりも裏のスペースに飛び出す能力だと思う。動きながら受ける技術、シュートまでの一連の流れ、ミドルシュートの精度も高い。スピーディーな動きの中で、いいところに出てくる選手だと思う。特にスピードの中での技術が高い」

―チームのやり方と2年半の積み上げという話だが、あらためて日本のやり方というものを整理したうえで、今のチームがどういう段階にあると考えるか?
「このチームのコンセプトはバランスと勇気を持ちながらサッカーをすることであり、そこは成長してきていると思う。選手たちには、クラブチームでやっていることを一旦片隅に置いておいて、代表のやり方を取り戻してほしいと言っている。たとえば、乾や岡崎のスタートポジションは所属クラブと同じだが、代表での彼らの役割はより攻撃的だ。またクラブでの彼らのタスクを考えると、攻守ともに貢献してほしいというものが見られる。理想と比べてという質問だが、このチームを最後に見たのは2カ月前なので、現時点で正確なことは言えないが、ここ2日間で個人のコンディションは見たがチームのパフォーマンスはまだ見えていない。その中で、理想からはいいところまできているという実感は持っているし、そこからスピードアップ、テンポアップ、そしてプレーの精度を上げる必要があるが、想定していたポイントまできている。戦術面でも技術面でもそうだし、グループという意味でも同様のことが言える」

―海外組を中心ということだが、センターバック以外は海外組になるのか。そしてワントップは本田になるのか?
「海外組を重点的に使いたい。当然、チームのバランスやコンディションを考えてフォーメーションを作りたいが、できることなら(本田は)トップ下で使いたいし、彼が最も生きる場所はそこだと思う。本田自身にとっても、チームにとっても、そこに彼が入った時に、各々にメリットがある」

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