代表初ゴールで先制点を挙げた清武
日本代表は14日、ブラジル・ワールドカップの出場権をかけたアジア最終予選の第5戦で、オマーンとアウェーで対戦した。
本田圭佑や長谷部誠らが先発出場した日本だが、開始10分に大きなピンチを迎えた。スローインから左サイド深くで折り返されると、ドゥールビーンにペナルティエリア内からフリーでシュートを打たれた。ボールはゴールの上に大きく外れたことで、失点は免れた。
早々に決定機を許したが、徐々にリズムをつかみはじめると、17分には右サイドの清武弘嗣のクロスを岡崎慎司がヘディングシュート。GKアルハブシに弾かれたところを前田遼一が詰めるが、クリアされてしまい、得点はならなかった。
しかし、続く20分に先制点を奪う。今野泰幸の浮き球のパスから、左サイドを走り込んだ長友佑都がダイレクトで折り返し。ゴール前に詰めてきていた清武が、左足で蹴り込み、ゴールネットを揺らした。
清武の代表初ゴールにより敵地で1点をリードした日本だが、36分に再びピンチを迎える。右サイドからクロスを入れられると、中央のアルアジミに打点の高いヘディングからポスト直撃のシュートを放たれた。
何度か危ういシーンを作られながらも無失点で前半を折り返すと、51分にもムバラクにミドルシュートを放たれるがGK川島永嗣が弾き出す。攻撃陣も62分と66分に左サイドからの繋ぎから清武がシュートを狙うが、アルハブシに抑えられた。
日本は77分にカウンターを許して、ゴール前でFKを与えるとムバラクに低い弾道のシュートを直接決められ、同点に追いつかれてしまう。
振り出しに戻されたが、後半終了間際の89分に勝ち越し点を奪取。途中出場していた左サイドの酒井高徳のクロスを、ゴール前で遠藤保仁がコースを変え、最後は岡崎が詰めて、得点した。
日本は敵地で2-1と競り勝ち、4勝1分けの勝ち点13で首位を維持。来年3月に行われるアウェーのヨルダン戦で勝利すれば5大会連続5回目のワールドカップ本大会出場が決まる。
[写真]=Getty Images