2点目を決めて喜ぶ吉田(中央)
ロンドン・オリンピック準々決勝が4日に行われ、U-23日本代表はU-23エジプト代表と対戦。3-0で勝利を収め、44年ぶりのベスト4進出を果たした。
日本のスタメンは、グループリーグ初戦のスペイン戦と同じ。GK権田修一、DFラインは左から徳永悠平、吉田麻也、鈴木大輔、負傷から復帰しした酒井宏樹、中盤はボランチに扇原貴宏、山口蛍、攻撃的なポジションには左から大津祐樹、東慶悟、清武弘嗣が入り、ワントップには永井謙佑という配置となった。
序盤から素晴らしい出足を見せて主導権を握った日本は14分、右サイドの高い位置で清武が相手からボールを奪い、GKとDFラインの間に絶妙なパスを送る。これに反応した永井がスピードを生かして飛び出してきたGKとDFを置き去りにし、無人のゴールへシュートを流し込んだ。
幸先良く先制点を奪った日本だが、シュートを打った後に相手DFと接触した永井が負傷退場となり、齋藤学が交代出場。中盤の左サイドに入り、大津がワントップに入る。しかし、この交代からリズムを失った日本は、エジプトに攻め込まれる時間が続く。
それでも、吉田を中心とした守備陣がエジプトの攻撃を跳ね返すと41分、清武が相手からボールを奪い、裏に走りこんだ齋藤へパス。これを受けた齋藤がペナルティーエリアの手前で倒され、相手DFにレッドカードが提示される。直接FKはものにできなかったものの、数的優位となり、日本が1-0で前半を折り返した。
後半に入っても、数的優位の日本がボールを支配し主導権を握る。そして迎えた78分、清武のFKをニアサイドで吉田が頭で合わせて追加点を奪取。頼れる主将のゴールでエジプトを突き放した。
その後、交代枠を使い切ったエジプトの選手が負傷退場し、さらに数的優位となった日本は、83分に扇原のクロスを大津が頭で合わせて決定的な3点目を奪うなど、最後まで危なげなく試合を進めて試合終了。日本が3得点を奪う快勝で、メダル獲得へ王手をかけた。
日本は7日、準決勝でメキシコ対セネガルの勝者と対戦する。
[写真]=Getty Images
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