2012.08.02

“無敵艦隊”撃破で下馬評を覆した日本とホンジュラスが世界を驚かせる/グループD

日本は、ホンジュラスとの第3戦をスコアレスドローで終えた

 オリンピック開幕前、若き侍たちの快進撃を誰が予想しただろうか。

 グループD組を首位通過したU-23日本代表の前評判は決して高くなく、むしろ大半のサポーター、ジャーナリストがグループリーグ突破は厳しいと見てい た。オリンピック開幕前のニュージーランドとのテストマッチでは単調なパス回しやクロスに終始し、何度も迎えた決定機を逃し続け、試合終盤、村松大輔のミ スから失点を喫しまさかのドロー。その後のベラルーシ、メキシコ戦には勝利するものの、彼らへの期待度は上昇することはなかった。

 しかし、国立競技場がブーイングで包まれた日から約3週間後、イギリスの地で戦う彼らは“無敵艦隊”を撃破するジャイアントキリングで世界中を驚愕さ せ、続くモロッコとホンジュラスとも好ゲームを演じ、グループD組首位で決勝トーナメントへ進出する。スペイン戦の白星は「グラスゴーの奇跡」とも呼ばれ たが、「奇跡」と言い表せるような偶発的な勝利ではなかった。前線からの激しいプレスでスペインのパスサッカーを封じ、永井謙佑という“飛び道具”でスペ インの最終ラインを混乱に陥れた。「まぐれ」や「奇跡」などではなく、地力で引き寄せた勝利であった。

 センセーションを巻き起こした日本に対し、今大会最大の“期待外れ”に終わったのがスペイン。ユーロ2012を制したA代表のメンバーであるフアン・マ タ、ハビ・マルティネス、ジョルディ・アルバをはじめ、マンチェスター・Uで活躍する守護神ダビド・デ・ヘアなど、サッカーファンなら一度は聞いたことが ある名前がメンバー入り。選手だけでない。“ラ・ロヒータ”(スペインU-23代表の愛称)を指揮するのは、昨年のU-21欧州選手権制覇を成し遂げたル イス・ミジャ監督。ブラジル、メキシコとともに優勝候補の筆頭に挙げられていたのは当然のことだった。

 しかし、日本戦での黒星により完全に歯車が狂ったスペインは、ホンジュラスにも敗れるなど、最後まで自分たちの姿を取り戻すことができず。A代表が見せる華麗なパスサッカーは見る影もなく、1分け2敗グループ最下位でロンドンから姿を消すこととなった。

 スペインとモロッコを抑えて2位通過を果たしたのが、ホンジュラスだ。A代表は2010年南アフリカ・ワールドカップに28年ぶり2度目の出場を果たす など、確実に力をつけている。オーバーエイジで経験豊富なマイノル・フィゲロアなどを招集し、今大会に懸ける思いは非常に強い。注目選手は、グループリー グの3得点すべてを決めているジェリー・ベングトソン。スペイン戦で見せた強烈なヘディング、モロッコ戦でシュート性のボールに対し、コースを変えてゴー ルネットを揺らしたシーンを見れば分かるように、ワンタッチでゲームを変えることができる選手だ。2位通過となったことにより、ブラジルと激突することに なったが、彼の“一発”でホンジュラスが勢いそのままに、次のステージに上がる可能性も十分だろう。

 

[写真]=Getty Images

 

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