モロッコ戦勝利で決勝トーナメントへ
ロンドン・オリンピック1次リーグ第2戦でモロッコと対戦するU-23日本代表は28日、ニューカッスル市内で冒頭15分間以降は非公開で最終調整し た。スペイン戦で左足首に故障を負ったFW大津祐樹、DF酒井宏樹は他の選手とともにウオーミングアップメニューを消化した。
日本がモロッコに勝てば2位以内が確定し、3大会ぶりの決勝トーナメント進出が決まる大一番。試合会場のセントジェームスパークで公式会見に臨んだ関塚 監督は「第2戦、中2日で迎えるがどのチームも同じ条件。この2日間調整してきたので、十分回復させながら、明日のモロッコ戦に全力で、チームとして一体 感のあるサッカーをしたい」と意気込みを語り、「我々は予選突破に向けて、1戦1戦、しっかり戦いたい。内容と結果を求めて全員で臨みたい」と、スペイン 戦と同様、守備に軸足を置きながら素早い攻撃に移るスタイルを堅持したい考えを強調した。
関塚監督
「(故障した大津と酒井宏に関しては)今日の練習で2人は一緒にピッチに立った。明日の状況を踏まえて(出場可否を)決定したい。(モロッコは)前に強力 なFW陣がいて、前への推進力のある攻撃を仕掛けてくるチーム。90分間、戦い続けてくる、そういうメンタリティーのあるチーム。受け身ではなく、我々は アクションを起こしていくことが大事だと思う」
大津祐樹
「ケアのおかげで非常にいい状態です。いい状態で試合に臨めると思う。スペイン戦はゴールを決めたい一心で決められた。引き続き、ゴールを決めたい。スペ イン戦と違って、ボールを持つ時間は増えてくると思う。自分たちは守備から入って、攻撃は自分のアイデアでやっていきたい」
宇佐美貴史
「チームとして結果を残せればいい。試合に対する準備をして、試合で自分の色を出せるようにしたい」
東慶悟
「いい準備ができている。スペイン戦のように攻守の切り替えやボールを取られた後も続けることが大事。ボールを持つ時間も増えるので、アイデアを出すこと、思い切ってシュートを打つことを心がけたい」