2012.07.26

U-23日本代表、今大会屈指のタレント擁する“無敵艦隊”との一戦へ/男子サッカー

初戦でスペインと激突するU-23日本代表

 シドニー・オリンピック以来12年ぶりの決勝トーナメント進出に向けて、U-23日本代表は26日の初戦でいきなり最大の山場を迎える。相手は、優勝候補筆頭とも言われるU-23スペイン代表。所属するグループDでも頭一つ抜けだした存在となるが、グループリーグ突破に向けて、何とか活路を見出したい。

 日本は11日に行われたU-23ニュージーランド代表戦で、後半ロスタイムに追いつかれ1-1で引き分けた。5月に行われたトゥーロン国際大会でグループ最下位での敗退に続く煮え切らない内容に、ホームの観衆からはため息が漏れた。ただ、イギリス入りしてから行われた18日のU-23ベラルーシ代表戦では決定力を欠きながらも1-0と勝利し、21日のメダル候補であるU-23メキシコ代表戦では、終始押し込まれながらも2-1で競り勝ち、2連勝を飾った。曲がりなりにも本大会へ向けてチーム状態が上向きになったことは、プラス材料と言える。

 ただ、スペインはマラガのイスコやバルセロナのクリスティアン・テージョら国内リーグで活躍する選手をメンバーに選出し、ユーロ2012を制したA代表からもジョルディ・アルバやオーバーエイジ枠でフアン・マタ、ハビ・マルティネスらも合流。近年サッカー界を席巻するパスサッカーの潮流をしっかりと汲んだ陣容となっている。

 ただ、強国相手とはいえ、わずか3試合のグループリーグで初戦を落とすとなると決勝トーナメント進出に向けては、一気に苦境に陥る。2戦目の勝利が必要不可欠になるとともに、直前の親善試合2連勝でようやく立て直してきたチームの雰囲気がしぼむことも避けられない。その意味でも、スペイン相手に勝ち点を奪うことができれば、他国へプレッシャーを与えられるとともにチームの勢いを加速させることに繋がる。初戦での優勝候補との対戦がプラスに転じる可能性があるという面に目を向けることは必要だろう。

 劣勢は免れない予想の中で、カギとなってくるのはやはり守備陣となる。攻撃陣に比べ見劣りすると見られていたが、オーバーエイジ枠で徳永悠平と吉田麻也を招集したことで底上げされ、スペインより格が落ちるとはいえ、メダルを狙う実力を持つメキシコに競り勝てたことも大きな自信になっているだろう。メキシコ戦以上に攻め込まれる場面が増えるだろうが、無失点に抑える時間が続くほどプレッシャーは相手側にかかる。

 1996年のアトランタ・オリンピックで28年ぶりの本大会出場を果たしてからは、5大会連続でアジア予選を突破しているが、過去4大会で決勝トーナメントに進出したのはシドニー・オリンピックの一度のみ。幾度も立ちはだかってきたグループリーグ突破の扉をこじ開けるためにも、スペインという大きな壁を乗り切る戦いが必要となる。

[写真]=Akio Hayakawa/Photoraid.uk

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