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なでしこリーグがラ・リーガと連携締結を発表「競技力の向上を目指す」

2018.07.21

日本女子サッカーリーグの馬渕明子理事長(左)とラ・リーガ・フェミニーナのダイレクター、ペドロ・マラビア氏

 20日、なでしこリーグは、スペイン リーガ・エスパニョーラとの連携協定提携を発表した。日本女子サッカーリーグ設立30年目で、海外リーグとの提携は初めてのこととなる。

 連携協定内容は以下の4点。

1.トップから育成年代までのフレンドリーマッチ&トーナメント等の交流
2.指導者交流による知識・情報交換
3.様々な分野に関するワークショップ、ミーティング、会議などを通じての知識交換
4.女性のサッカーマネジメントへの参加を促進する環境づくり
5.サッカーを通じて男女平等と、社会における女性の参加を促進する教育および企業の社会的活動の発展に相互協力する

 同日に発表記者会見が行われ、日本女子サッカーリーグの馬渕明子理事長は「今回の契約締結を機に、フットボール技術の向上はもちろん、育成年代の交流、クラブマネージメントなどの多岐にわたる連携をし関係がますます深まっていくこと、そしてグローバル化が進む社会の中で国際性を養い、世界に通用する選手を育てていけることを期待しています」とコメント。

 対してスペイン女子リーグ「ラ・リーガ・フェミニーナ」のダイレクターを務めるペドロ・マラビア氏は「なでしこリーグから30周年を機にスペインリーグと提携をしたいと連絡をもらい名誉なことだと思いました。私は日本に対して、社会性だったり、女子サッカー、すべてにおいてに日本が好きなのでこうした機会が訪れたことをうれしく思っています」と返した。

 日本女子サッカーリーグの田村貢専務理事は「スペインの女子リーグが急速に発展していることを聞いて、なでしこリーグも連携したいと思い話を進めました」と連携締結の経緯を明かし「まずは競技力の向上を目指していきたい。代表だけではなく、選手の育成を含めた取り組み、トップチーム同士の国際試合、育成年代のおいてもお互いの選手の交流をしていきたい」と話した。「また、指導者、コーチ、審判、リーグ、クラブのマネージメント、マーチャンダイジング、お互いの知識を共有をしながら、いいところを吸収していきたい」と説明。「Jリーグは54クラブありますが、女子チームを持っているクラブは9チームしかありません。スペインは男子の42クラブのうち31チームが女子チームを持っています。そういった部分も参考に挑戦していきたいです」と展望を明かした。

By サッカーキング編集部

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