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日テレやINACでプレーした田村奈津枝さん、交通事故により死去

2017.02.15

現役時代はINAC神戸や日テレ・ベレーザでプレーしていた田村奈津枝さん [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

 日本サッカー協会(JFA)は15日、JFAナショナルトレセンコーチの田村奈津枝さんが交通事故により死去したと発表した。

 JFAによると、14日午前10時ごろ、愛媛県四国中央市新宮町の高知自動車道上り線の大影トンネル入り口付近で車6台がからむ衝突事故が発生。乗用車を運転していた田村さんはこの事故に巻き込まれ、命を落としたとのこと。34歳だった。

 田村さんは高校時代にサッカーを始め、日本体育大学を卒業後、日テレ・ベレーザ、INAC神戸レオネッサでプレー。日テレ・ベレーザに在籍していた2006年から2007年は、東京ヴェルディスクールのコーチも兼任していた。神戸に在籍中の2008年にはJFAこころのプロジェクトに参加し、神戸市内の小学校で夢先生を務めた。

 現役引退後は、株式会社ファンルーツアカデミースクールコーチ、日本体育大学女子サッカー部コーチなどを歴任し、2015年からJFAアカデミー今治のコーチとして活躍。今年2月に関東地区担当のJFAナショナルトレセンコーチに就任したばかりだった。

 訃報に際し、JFAの田嶋幸三会長は以下のとおりコメントを寄せている。

「突然の訃報に大きなショックを受けています。ご家族、そして本人の無念さを思うといたたまれない気持ちです。日本オリンピック委員会(JOC)のスポーツ指導者海外研修事業でドイツ・フライブルクでの研修も受けてもらい、能力が高いからこそ、今回、関東地区のナショナルトレセンコーチをお願いしました。指導者としてのキャリアを積んでいる矢先にこのような痛ましい事故に遭い、命を落とされてしまったことは、残念でなりません。日本サッカーにとって大きな損失だと思っています。心からのご冥福をお祈りいたします」

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