今季限りで現役引退を発表した澤穂希 [写真]=Getty Images
日本サッカー協会は24日、日本女子代表各カテゴリーの2016年スケジュールを発表した。
記者会見に出席したU-19日本女子代表の高倉麻子監督は、今年8月に行われたAFC U-19女子選手権2015を振り返り、「最低限の目標であるU-20ワールドカップ出場権を獲得し、来年に向けて課題を沢山持ち帰ってきて、これからまた1年間チーム作りをしていきます」と学ぶことが多かったという。
U-17日本女子代表から上がってきた選手たちの中には、能力は十分にあるものの、フル代表に定着できていない選手も多い。不足しているポイントとしてフィジカル的な要素や戦術的な面を挙げ、「小手先、足先の技術だけにとどまらず、彼女たち真のアスリートとして成長していけるように、来年もチーム一丸となって頑張っていきたいです」とコメントした。
来年11月にはパプアニューギニアでFIFA U-20女子ワールドカップが開催される。同大会については「なかなか足を運ぶには遠い、なかなか行き慣れない国だとは思いますが、ワールドカップに来ていただいて応援していただけたら」とU-20日本女子代表へ応援を呼びかけた。
また一部報道で、現役引退を表明したINAC神戸レオネッサのMF澤穂希がU-20日本女子代表の臨時コーチに就任する可能性があると伝えられた。これについて「今朝、その話が報じられていましたが、私自身の考えでは代表を引退したばかりの選手たちは、まだ身体が動くうちにアンダーカテゴリーのキャンプに参加してもらい、テクニックやその経験を伝えてもらいたいというアイデアはある」と述べ、個人的には澤の臨時コーチ就任に好意的な見解を示した。一方で、「特に澤選手と具体的な話をしているということはない」と現時点では特に動いていないと明かした。
By サッカーキング編集部
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