W杯準優勝のなでしこがベストチーム優秀賞受賞…最優秀はラグビー日本代表

ワールドカップで準優勝だったなでしこジャパン [写真]=Getty Images

 ビジネスやスポーツなどの各業界において、その年に最も顕著な業績を残したチームを表彰する『ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2015』表彰式が19日に都内で行われ、なでしこジャパンが優秀賞を受賞した。

 2008年から毎年開催している同賞は、国内や世界を舞台に高い実績・評価を獲得した商品やサービスを創り上げた「チーム」のチームワークに焦点をあて、実行委員会による審査を経て選出・表彰している。

 優秀賞を受賞したなでしこジャパンは、2015年に開催された女子ワールドカップで2大会連続決勝に進出。結果は惜しくも準優勝となったが、2011年のW杯で優勝、2012年のロンドン・オリンピックで銀メダル、2015年のW杯で準優勝と素晴らしい成績を残した。表彰式には上田栄治JFA理事・女子委員会強化担当が出席。「なでしこジャパンは来年2月から3月にかけて、大阪でオリンピック予選を戦います。これを勝ち抜いてリオ五輪では金メダルを目指したいと思います」とコメントした。

 また、なでしこジャパンの佐々木則夫監督と主将の宮間あやはビデオコメントを寄せ、佐々木監督は、「なでしこジャパンは来年、リオ五輪を目指してがんばりますので、ぜひご声援を宜しくお願い致します」と上田理事同様、リオデジャネイロ・オリンピック出場権獲得への意欲を語る。宮間は「なでしこジャパンというチームは、私自身にとっても、とても特別であり、誇りです。今後とも、長く長く皆さんに愛していただけるようなチームであり続けられるよう、頑張っていきたいと思います」と、感謝の気持ちを口にしている。

『ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2015』の最優秀賞はワールドカップで史上初の3勝を挙げたラグビー日本代表チームが受賞。優秀賞はなでしこジャパン以外に、世界初の視線追跡型VRHMD(バーチャルリアリティ・ヘッドマウント・ディスプレイ)を開発した「FOVE開発チーム」、今年一般発売となった感情を持ったパーソナルロボットを開発した「Pepperプロジェクトチーム」、3月に開業した「北陸新幹線金沢開業チーム」が受賞している。

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