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誕生日に勝利収めた佐々木監督、澤の決勝弾で「神のようなゲーム」

2015.05.25

ニュージーランド戦の勝利を喜ぶ佐々木監督 [写真]=Getty Images

 MS&AD なでしこカップ 2015が24日に行われ、なでしこジャパンはニュージーランド女子代表と対戦し、1-0で勝利した。試合後、なでしこを率いる佐々木則夫監督がコメントしている。

 この日57歳の誕生日を迎えた佐々木監督は、「勝ち点3を取れたものの、反省するところもある。まだ克服できるレベルだが、(なでしこジャパンは)世界大会に行く前は苦戦する。課題を持ってそれに向けて一つずつ準備をしていく」と試合を振り返ると、「ニュージーランドはどんどん成長している。非常に緊迫した良い試合を経験させてもらった。これを次に繋げていきたい」と相手に敬意を払った。

 そして、「最終的には澤選手が久々の先発で、勝負を決めるという、神のようなゲームでした。(ニュージーランドは)PKも外していただいて、僕の誕生日にプレゼントしていただいて、ありがとうございます(笑)」と冗談交じりで勝利を喜ぶコメント。報道陣が拍手とともに誕生日を祝わと、「少ないよ!拍手が(笑)」と笑いを誘う場面もあった。

 決勝点を挙げた澤穂希については、「後半途中くらいで(交代させよう)と、始まる前から思っていた。ただ、澤は守備のキーマンにもなれる選手。久々に代表の試合だったが、非常に良かった」と称賛の言葉を送った。

 また、佐々木監督は終盤のフォーメーション変更について、「前にカバーを多くつけるというイメージで[4-1-4-1]にしている」と語ると、「カードで逃げ切るよりも(すでに)3枚のカードを切っていたので、もうそのカードを切れないという状況の中で戦った方が、実績につながると思った」とより実践をイメージしての采配だったと明言。さらに、バランスが悪いようだったら、[5-4-1]でと思ったが、[4-1-4-1]で前線でのプレッシングも動けていたから、それで終了した」と明かしている。

 なでしこジャパンは、28日にキリンチャレンジカップ2015でイタリアと強化試合を実施。連覇を狙う女子ワールドカップでは、スイス(6月8日)、カメルーン(12日)、エクアドル(17日)とグループステージで対戦する。

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