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なでしこ、アジア大会グループ首位通過…連覇へ向け台湾に3得点勝利

2014.09.22

2点目となった吉良(背番号11)のヘディングシュート [写真]=Getty Images

 第17回アジア競技大会女子サッカーのグループリーグ第3節が22日に行われ、グループBでは、チャイニーズ・タイペイ女子代表となでしこジャパンが対戦した。

 第2節のヨルダン戦で12-0と大勝したなでしこは、初戦で引き分けた中国と同勝ち点ながら、得失点差で8ポイントの大量差をつけて首位に立つ。

 なでしこは開始3分、右サイドから有吉沙織が相手選手3人をかわしてペナルティエリア深い位置まで侵入。マイナスの折り返しを阪口夢穂が流し込み、早々に先制する。18分にはゴール正面の位置から有吉がエリア内左にスルーパス。フリーの増矢理花に決定機が訪れたが、シュートはクロスバーを越えた。

 押し込むなでしこは26分にも宮間あやのスルーパスに抜け出した川澄奈穂美がエリア内右からシュートしたが、わずかに左へ外れた。迎えた32分、なでしこはゴール正面の宮間から右の川澄へ展開。クロスボールに吉良知夏がヘディングで合わせてネットを揺らし、追加点を獲得する。

 前半、2点のリードで終えたなでしこだが、後半はなかなか得点を奪えない。63分には吉良に代えて猶本光を投入する。66分にチャイニーズ・タイペイは左サイド浅い位置でのFKをゴール前へ送るとファーサイドからの折り返しがチャンスにつながるが、ゴール前で阪口がクリアした。

 70分になでしこは中島依美に代えて木龍七瀬が入り、2枚目のカードを切る。3分後、有吉からの右クロスをファーサイドの木龍がダイレクトで折り返すと、飛び出したGKに当たってボールはゴールへ向かう。ゴールラインを越えたか微妙な位置でカバーに入った相手DFがクリアし、判定もノーゴールとなった。

 追加点を奪えないなでしこだったが84分、左サイドから木龍がクロスを上げると、GKがパンチングしたこぼれ球を拾った川澄がループシュート。これがポストと相手DFに当たりゴールイン。試合を決定づける得点となった。試合はそのまま終了し、なでしこが3-0で勝利した。

 同時刻に行われた中国女子代表とヨルダン女子代表の一戦は5-0で中国が勝利。この結果、なでしこが得失点差で中国を上回り、グループ首位での通過が決定し、26日にグループAで3位のインドもしくはグループCで3位となったチームのうち、成績上位の相手と準々決勝で対戦する。

【スコア】
チャイニーズ・タイペイ女子代表 0-3 なでしこジャパン

0-1 3分 阪口夢穂(なでしこジャパン
0-2 32分 吉良知夏(なでしこジャパン
0-3 84分 川澄奈穂美(なでしこジャパン

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