2013.09.01

なでしこリーグカップ決勝、激闘を制しINAC神戸が初優勝

INAC神戸レオネッサがなでしこリーグカップを初制覇 [写真]=舩木 渉

 9月1日、エディオンスタジアム広島でなでしこリーグカップ決勝INAC神戸レオネッサvs岡山湯郷Belleの試合が行われた。

 試合は序盤から湯郷ベルが積極的な守備を見せ、INAC神戸にいい形を作らせない。試合が動いたのは13分、相手のファウルで得たフリーキックをペナルティエリア左から宮間あやが中へ、そのボールに反応したFW有町紗央里が頭でコースを変え、湯郷ベルが先制する。

 しかし、INAC神戸も譲らない。30分、ゴール前の混戦からMF南山千明が抜け出しシュート。このボールがゴールネットに突き刺さり、INAC神戸は前半のうちに同点に追いつくことに成功する。前半は両者譲らず1-1の同点のまま終了した。

 前半終了間際から一際激しくなった雨が降り続ける中始まった後半、試合を動かしたのはINAC神戸だった。65分、MF澤穂希が右サイドから挙げたクロスをペナルティエリア内でFWゴーベル・ヤネズが胸トラップから右足で強烈なシュートを放つ。湯郷ベルGK福元美穂がボールに触れたものの、ボールはゴールネットに吸い込まれた。

 逆転を許した湯郷ベルは、MF宮間あやを中心に怒涛の攻めを展開する。しかし、途中出場のMF山口麻美のヘディングシュートがゴールライン上で相手DFにクリアされるなど、なかなかゴールを決めることができない。そんな中、前がかりになった湯郷ベルの一瞬の隙を見逃さなかったINAC神戸のFW川澄奈穂美が後半アディショナルタイムにダメ押しの一点を決めて勝負あり。3-1でINAC神戸が悲願の大会初優勝を飾った。

 試合後、ダメ押しのチーム3点目を決めたINAC神戸FW川澄奈穂美は、「昨年、悔しい思いをしているだけに優勝できたことは素直にうれしい」と語りながらも、「今回のカップ戦優勝は、今季4冠を目指すチームとして最初の通過点、来週から再開するリーグ戦に向けて、また、いい準備をしたい」と、すでに次のタイトルに向けて気持ちを新たにしていた。

 今大会のMVPにはグループリーグから日替わりのディフェンス陣を後方から支え続けたINAC神戸のGK海堀あゆみが受賞。得点王には9得点の湯郷ベルMF宮間あやが輝いている。MVPを受賞した海堀あゆみは、「選手、スタッフも含めたチームみんなで獲ったMVP」と優勝と受賞の喜びを語った。

 また、決勝戦の前に行われたなでしこリーグオールスターは、後半、途中出場のエストレーラFW大石沙弥香(アルビレックス新潟レディース)が立て続けに2点を決めたものの、パンテーラが安本紗和子と高良亮子(共にベガルタ仙台レディース)のゴールで追いつき2-2で試合を終えている。この試合のMVPは2得点を挙げた大石沙弥香(アルビレックス新潟レディース)が受賞している。

文・写真=舩木 渉

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