合宿最終日の練習試合を振り返った佐々木監督 [写真]=平山孝志
アルガルベカップを控えたなでしこジャパンの国内合宿が、1日に最終日を迎えた。練習では、地元の大学生との練習試合を実施。大学生のチームには、なでしこのメンバーも組み込まれ、30分×3本の形式で対戦した。
練習後、なでしこジャパンの佐々木則夫監督は、以下のようにコメントした。
「(なでしこのチームの)黄色はダメだね。(大学生との混成チームの)紺を着けるといいね。(アルガルベカップでは)ウチのユニフォームが紺で良かった。黄色のユニフォームじゃなくて良かった。黄色のユニフォームだと、何か全然、人が変わったようでね。相手の紺のユニフォームを着ると良くなった」
「疲労はそこそこあるでしょうね。昨日の午後に休んでいるんだろうけれども。このぐらいの状況の中で、疲れたからミスが多いとか、疲れたからコンビネーションがあわないということではなくて、今までやってきたベースがまだ体に身につけていないというところがある。お互いに攻撃の優先順位の共通理解がないから、どうしても前に行かない」
「(複数のポジションを試していたが)これからもまだ試しますよ。固定したチームみたいな形には、まだまだしない。ある程度、向こうに行ってベースになった選手はちょっと揃えるかもしれないけど。今はまだまだ移行期なので」
「(田中陽子ら初招集に選手の溶けこみ具合は)INAC神戸の選手もたくさんいるし、全然環境的には問題ないんじゃないですか。紺のユニフォーム着ると良かったよ、フィーリングも含めて。黄色を着るとガチガチになることがあったので、周りが見えなくて」
「上手くいっているなと思ったら、重要な試合のときに上手くいかないので。そのときに悩んでも仕方ないので、今みたいにやったときに非常に上手くいかない、悩んでどうすればいいかというのは、あったほうがいいと思うし。それをこちらが全部整理するというよりも、選手達もやっぱり少し考えたほうがいい。明らかな課題とか、なぜ上手くいかないというのは、我々は抑えています」
なでしこジャパンは1日に、アルガルベカップが行われるポルトガルに移動。6日にノルウェー、8日に前回大会の決勝で敗れたドイツ、11日にデンマークとグループリーグで対戦する。
[写真]=平山孝志