2012.09.05

ヤングなでしこ吉田弘監督「ドイツは精度が高く、強かった」/U-20女子W杯

ヤングなでしこを率いる吉田弘監督

 U-20日本女子代表(ヤングなでしこ)は4日、U-20女子ワールドカップの準決勝でU-20ドイツ女子代表と対戦。0-3で敗れた。

 試合後に日本の吉田弘監督は以下のようにコメントした。

「予定では5-3で勝つつもりだったのですが、点が取れなかったこと、それと立ち上がりにちょっとしたところをしっかり決められてしまいました。そしてなかなか自分たちのリズムでボールを回すことができなかったというところがあったと思います」

―力の差を見せつけられたことで、選手の成長を促したい、というところもあるか
「その思いはありましたけれど、負けるつもりは当然無かったし、勝つつもりで試合に入りました。ただちょっと、立ち上がりに簡単に失点してしまってちょっと浮き足立っていたのかな、と思います」

―立ち上がり、うまく試合に入れなかった原因はどこに
「うまく試合に入れなかったのではなくて、ディフェンスの裏を簡単に取られて失点してしまいましたよね。その辺が、本人達のちょっとした自信や気持ちをう まくできなかったのかな、と思います。最初の失点も、2失点目も、3失点目も誰も競れないでヘディングされてしまったので、すべての失点がちょっとしたこ とでやられているので。いままではそのちょっとしたことでもそんなに簡単にやられることはなかったのですが、そこはやはりドイツの精度の高さと、実際に強 かった、ということだと思います」

―後半にがらりと展開が変わりました。ハーフタイムにどのような指示を出しましたか
「立ち上がりの失点で選手自身も気持ちが、ディフェンスラインでちょっと沈んでいるところがあったので、新たに再スタートしようよ、ひとつずつ返そうよ、 自分たちに自信を持ってやはりやらないとだめだ、という話で送り出しました。少しいいリズムのところもあったのですが、そこで点が取れなかったのがちょっ と残念です」

―うまくボールが回せなかった要因として、スキルや判断のスピードを、ドイツのプレッシャーの中でも発揮するために今後どのように展望していますか
「可能性については、もう十分やれるだろうな、と思っている部分もあります。ただし、縦に入るパスの精度の問題、真ん中を固めて、ブロックの中に入れた ボールをカットされてカウンターを食らっている場面があったので、その辺の精度、あとはサイドにボールをつけたときにどういうふうに崩していくかというと ころが課題ではないかと思います」

―前半途中から西川(明花)選手をサイドに動かしたり、後半に田中陽子選手をトップに入れたり道上(彩花)選手を投入したり、という変化についての判断については
「前半に横山(久美)と田中美南を代えました。西川はトップのままで田中陽子を右に持っていくつもりだったのですが、実を言うと、本人が自分たちであのよ うなこと(ポジションチェンジ)をしました。西川はチームでも右サイドをやっているので、田中陽子と道上が真ん中で引き出すのにああいうふうにトップとい うよりも、最初は横山が右サイドに入っていたのですが、そこで横山がやはり左の方が機能するだろうな、と。そして代えたときに、結局西川が自然に右サイド に来たというのが、あれは3人で、田中陽子が右に出てこないで、西川が右の方がやりやすいからということで変わりました。後半はそのままだったので、見て いたらそのままでは機能しないと思ったので、道上をトップに入れました。田中陽子を下げるかどうかというのは非常に難しい問題でしたけれど、トップ下は田 中陽子よりも今は柴田(華絵)の方がボールを受けるタイミングがいいと思ったのでそうしました」

―中3日で3位決定戦となります。今日の精神的ショックからどうやってここに備えていきますか
「今は終わったばかりなので、私は『次にやるしかない』と切り替えていますが、選手たちはたぶん、今は自分たちがやれないことを、ちょっと泣き崩れている 選手たちが多いので、そこは今晩さっと忘れさせて、明日のトレーニングから逆に元気のいい選手たちが競い合って出てきてくれるといいと思っています」

―早い時間の3失点から、後半までの短い時間で切り替えることができたこと、そしてこれからの世界の舞台で戦うために今回の経験をどう生かしていきますか
「いちばん大きいのは、ちょっとした隙でやられているところ、それもディフェンスのちょっと裏から入られたのを見失ったり、ちょっと競れなかったりとか、 そういうところで失点を食らっているので、そのちょっとしたことをこだわって競れるようにいかなければいけないし、裏への対応もできなければいけないし、 というところを、ディフェンスラインは今回、痛い目に遭ったぶん、学んでくれればいい、と思います」

「本当に、これだけの観客の前で選手も私も、勝てなかったことは残念だと思っています。また先を見て、選手たちに3位決定戦やもっと先を見て、選手たちは頑張ってくれると思います。今日は本当にどうもありがとうございました」

[写真]=足立雅史

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