京都を下した新潟がホーム戦約3カ月ぶりの白星 [写真]=渡邉俊介
2024明治安田J1リーグ第26節が12日に行われ、アルビレックス新潟と京都サンガF.C.が対戦した。
J2降格圏と「1」ポイント差の16位に低迷する新潟は、5月の横浜F・マリノス戦以降ホームで約3カ月間勝てておらず。前節は退場者を出したジュビロ磐田に終了間際に追い付かれ連勝を逃した。対する京都はJ2降格圏の18位に沈んでいるものの、直近は6試合負けなしと好調を維持。前節は名古屋グランパスとの撃ち合いを3-2で制している。ホーム3カ月ぶりの勝利か、今シーズン初の3連勝か。下位脱出のきっかけを掴むのはどちらにチームになるだろうか。
新潟がボール保持率で上回る展開のなか、最初にチャンスを作ったのは京都。13分、敵陣右サイドでインターセプトに成功した宮本優太がマルコ・トゥーリオとのパス交換からボックス内へ侵入。鋭い切り返しからシュートを放ったが、新潟のGK小島亨介にセーブされ先制点とはならない。その後も苦戦を強いられていた新潟だったが21分、平賀大空のバックパスに猛然とプレスをかけたダニーロ・ゴメスがGKク・ソンユンと接触しPKを獲得。これを小野裕二が冷静に沈め、ホームチームが先制に成功した。
1点ビハインドとなった京都は29分、三竿雄斗が左から上げた鋭いクロスに鈴木義宜が合わせるも、ヘディングシュートは枠の上へ。その後もセットプレーやサイド攻撃から複数回に渡って新潟ゴールに迫るも、ラストパスやフィニッシュの精度を欠きネットを揺らすまでには至らない。前半はこのまま新潟の1点リードで折り返す。
後半立ち上がりは新潟が攻勢を強める。47分、細かいパス交換で敵陣内へ侵入し、小野が左から上げた柔らかいクロスにボックス内でフリーの藤原奏哉が合わせたが、ボレーシュートは惜しくも右ポスト直撃。その後も藤原と堀米悠斗の両サイドバック(SB)が機を見て果敢に攻め上がり、追加点のチャンスを狙っていく。59分にはCKのこぼれ球を拾った堀米悠斗がボックス手前から右足を振り抜くも、強烈なボレーシュートは枠の上へ外れた。
対する京都は63分、中盤から攻め上がった米本拓司が原大智のクロスに頭で合わせるもシュートは枠を捉えられず。その5分後には右サイドをドリブルで抉った中野瑠馬のクロスに原がボレーで合わせたが、枠の左へ外れてしまう。すると70分、新潟は鈴木孝司のスルーパスに抜け出した松田詠太郎がボックス内右から折り返し、ファーサイドに詰めた谷口海斗がヘディングでネットを揺らした。
2点ビハインドとなった京都は失点直後に後方からのロングフィードを収めた腹がフィニッシュに持ち込むも、シュートはGK小島がセーブ。その後も最前線のM・トゥーリオとラファエル・エリアスをターゲットとして攻勢を強めるも、なかなか決定的なシュートを放つことができない。87分にはセットプレーの流れから中野が際どいシュートを放ったが、枠の右へ外れた。
試合はこのまま2-0で終了し、新潟がホームで3カ月ぶりの勝利を飾った。対する京都は7試合ぶりの黒星となっている。次節は17日に行われ、新潟はアビスパ福岡と、京都はセレッソ大阪といずれもアウェイで対戦する。
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By サッカーキング編集部
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