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仙台一筋18年、MF富田晋伍が現役引退を発表「感謝申し上げます」

2022.12.22

現役引退を発表した富田晋伍(写真は2021年7月のもの) [写真]=清原茂樹

 ベガルタ仙台は22日、MF富田晋伍が2022シーズン限りで現役を引退することを発表した。

 なお、今後は株式会社ベガルタ仙台の地域連携課のスタッフに就任予定で、ファン、サポーターへは来シーズンのホーム開幕戦で改めて挨拶を行うという。仙台はクラブ公式サイトで「クラブ歴代最長となる在籍18年、長きにわたり中盤の底からチームを支え、多くの勝利に貢献してくれたこと、心から御礼申し上げます」と感謝をつづっている。


 1986年生まれで現在36歳の富田は東京ヴェルディユースの出身で2005年に仙台に加入した。同クラブ一筋でプレーし、今シーズンは明治安田生命J2リーグで7試合に出場。クラブ通算ではJ1リーグで322試合出場4得点、J2リーグで116試合出場1得点、カップ戦で46試合出場2得点、天皇杯で27試合出場1得点を記録した。

 2022シーズン限りでの現役引退を決断した富田は仙台のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「今シーズン限りで現役を退く決断をしました。まずはJ1復帰という目標を達成出来なかったこと、個人としてもチームの力になれなかったことを大変申し訳なく思っています」

「なんとなくボールを蹴りはじめ、いつしかサッカーが大好きになり、サッカーしかしてこなかった自分が今日までプレーできたのはチームメート、指導者をはじめとする沢山の方々の支えや指導のおかげです。この場を借りて、感謝申し上げます。また、いい時も悪い時もクラブを支え、後押ししてくれたファン、サポーターのみなさまの応援があったからこそ、ここまで走り続けられました。みなさまの応援、声で選手たちはどんなに疲労していてもあと一歩足を出すことができます。これからJ2優勝、J1昇格に向けて戦うチームにも変わらないサポートをよろしくお願いいたします」

「そして、サッカーを始めてから何不自由なくサポートし続けてくれた両親、いつも横にいて支えてくれた妻、どんな状況でも家に帰れば私を笑顔にしてくれた子どもたちにも改めて感謝の気持ちを伝えさせてください。本当にありがとう」

ベガルタ仙台に拾ってもらう形で加入した時は、自分がここまで1つのクラブでプレーするとは全く想像もしていませんでした。歳を重ねる毎にクラブへの愛着も増し、また東日本大震災という大きな出来事もあり、地域に対する思いも強くなりました。この18年間でクラブ、地域にタイトルなど自分が大きなものを残せたとは思っていません。ただ何かファン、サポーターや地域のみなさまに自分のプレーする姿から少しでも何かを感じていただけていたら、プロサッカー選手としての役割は少し果たせたのかなと思います」

「これから、立場は変わりますが地域連携活動を通して、サッカーやベガルタ仙台の魅力をひとりでも多くの方に伝え、クラブの更なる発展に貢献してまいります。18年間多大なるご支援、ご声援ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします」

By サッカーキング編集部

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