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川崎F、海外移籍に向けDF谷口彰悟の退団を発表「後悔はしたくない」

2022.12.19

退団が決定した谷口彰悟 [写真]=金田慎平

 川崎フロンターレは19日、日本代表DF谷口彰悟が海外クラブへの移籍を前提とした手続き移行のため、退団することを発表した。

 1991年生まれで現在31歳の谷口は、筑波大学から2014年に川崎Fに加入した。2020シーズンからはキャプテンを務め、今シーズンは明治安田生命J1リーグで33試合出場3得点を記録するなど、在籍9シーズンで公式戦383試合出場26得点を記録。2017年と2018年、2020年、2021年のリーグ優勝などに大きく貢献した。また、2015年6月にデビューを果たした日本代表では通算16試合に出場。FIFAワールドカップカタール2022のメンバーにも選出され、2試合に出場した。


 海外クラブへの移籍を前提とした手続き移行のため、退団することが決定した谷口は川崎Fのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「このたび、川崎フロンターレを退団することになりました。たくさん悩み、今回の決断になりました。フロンターレに加入し、たくさんの喜怒哀楽をサポーターの皆さん、フロンターレに関わる全ての皆さんと共有してきました。この体験、経験は私にとって何事にも変えることのできない素晴らしいものとなりました」

「強いフロンターレをみんなで作りあげていくこと、ワールドカップでプレーすることは達成できました。しかし、まだまだサッカー選手として、成長できる可能性はあると感じました。これからもフロンターレで自分自身とチームのレベルアップをしていく選択肢もありましたが、海外の全く違ったサッカー環境に身を置き、サッカー選手として成長したいという想いでチャレンジする決断をさせていただきました」

「今シーズン、タイトルが一つも取れず、非常に悔しい思いをサポーターのみなさんにさせてしまい、またキャプテンという責任ある立場での決断は非常に申し訳ないと考えています。しかし、残りの自分のサッカー人生の中で、チャレンジをしなかったことの後悔はしたくないと考えました」

「私は新しいチャレンジに進みますが、私の中ではフロンターレへの思いは変わりません。日々成長するフロンターレを願っていますし、タイトルの獲得を願っています。私自身もフロンターレと共に成長していく姿を、応援していただいた皆さんに見せていけるように努力していきたいと思います。これからもよろしくお願いします」

By サッカーキング編集部

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