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DeNAがSC相模原を連結子会社化 クラブ名は継続…2021年4月より経営参画

2022.10.26

『株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)』は、26日に開催した取締役会において、SC相模原を運営する『株式会社スポーツクラブ相模原』の発行済株式の74.2パーセントを追加取得することを決定した。

 今回の株式追加取得により、『DeNA』が保有する『スポーツクラブ相模原』の株式は93.2パーセントとなり、同社は『DeNA』の連結子会社となる予定。なお、株式追加取得は公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のチェアマンの承認を経て、2022年11月2日に正式決定となる見込みであり、株式取得日は2023年2月1日を予定している。


 連結子会社化に伴い、西谷義久氏(現『DeNA』スポーツ事業本部 戦略部長 兼『スポーツクラブ相模原』取締役COO兼スポーツダイレクター)が代表取締役社長に、小西展臣氏(現『スポーツクラブ相模原』代表取締役社長)が取締役に就任する予定。望月重良氏(現『スポーツクラブ相模原』代表取締役会長)は取締役を退任するが、『スポーツクラブ相模原』の創業者兼フェローとして、経営陣へのアドバイス等引き続きクラブを支援する。また、クラブ名は連結子会社化後も「SC相模原」が継続して使用される。

『DeNA』は、2021年4月1日からSC相模原への協賛を開始し、また『スポーツクラブ相模原』の株式19.0パーセントを取得することにより経営参画を行っていた。発表によると、『DeNA』は望月氏と協議を重ね、「今後クラブがJ2、J1へと昇格しながら地域貢献を拡大していくためには、DeNAの経営関与をより高めていく必要がある」との考えに共に至ったという。その結果、望月氏および望月氏が代表を務める『株式会社INTERNATIONAL SPORTS CLUB』より、『スポーツクラブ相模原』の株式合計74.2パーセントを新たに譲り受けることになった。

『DeNA』のスポーツ事業は2011年12月のプロ野球参入を皮切りに、陸上長距離、プロバスケットボールへ取り組みを広げ、現在は売上収益の11.2パーセント(2022年3月期)を占める重要なセグメントのひとつとなっている。同社は、「これまでクラブが15年間にわたって地域や行政、クラブに関わる全ての人々とともに培い育んできた歴史や関わりを尊重しながら、SC相模原が原動力となって街をさらに活気づけていくために全力を尽くしたいと考えています」とコメントしている。

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