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「鯱の大祭典」に潜入! 延べ17万人を動員したグランパスの一大イベントが開催中

2022.08.24

 名古屋グランパスは現在、夏の恒例イベント「鯱の大祭典」を開催中。同イベントは2019年にスタートし、今年で3回目(2020年は新型コロナウイルスの影響で中止)。これまでに述べ17万人以上を動員している一大イベントだ。今年の鯱の大祭典期間中には3試合のホームゲーム(いずれも豊田スタジアム)が行われ、「鯱の大祭典2022“芸どころ アイチ・ナゴヤ〜今年はド派手にシャチほこれ!〜”」をテーマにさまざまなイベントが実施される。初戦となった8月6日(土)、明治安田生命J1リーグ第24節の浦和レッズ戦に潜入し、名古屋グランパス夏の一大イベントの魅力に迫った。

まるで夏祭り! アイチ・ナゴヤを拠点に活動するさまざまなゲストが登場
 西イベント広場に設営されたやぐらステージでは、アイチ・ナゴヤを拠点に活動するゲストが次々と登場し、計15演目が披露された。トップバッターを担った東海太鼓センターが演奏を開始すると、スタジアムに太鼓の力強い音色が響き、一気に夏祭りの雰囲気となった。新型コロナウイルスの影響で演奏する機会がなくなっていた中での出演オファーに東海太鼓センターのメンバーでプロ和太鼓奏者の三門祐輝さんは「イベントがなくなることもある状況の中、野外で演奏する機会をいただけたことはとてもありがたい」と語った。演目の中でグランパスオリジナルの手拍子「GLAP」のリズムが奏でられると、観ていたお客さんも手拍子で参加し、演者と会場が一体となった。「グランパスファミリーの皆さんが手拍子をたくさんしてくださって、皆さんに盛り上げていただいたという印象が強いです。本当に感謝しています」(三門さん)。この日は小学3年生から50代の計15名で演奏を披露。2回のステージ演目と選手入場の前にピッチでの演舞で会場を盛り上げた。


 やぐらステージには鯱の大祭典広報大使を務めるTEAM SHACHIやBOYS AND MENも登壇し、ライブパフォーマンスを披露したほか、金鯱グランパスくんと共に名古屋グランパス公式盆踊り「シャチほこれ! グランパス音頭」を踊って会場を盛り上げた。観客の中にはこの日が初めてのサッカー観戦と言う、TEAM SHACHIのファンの姿もあった。神奈川県から駆けつけたごんざれすさんは「会場がすごく盛り上がっていますし、グルメも楽しめました。ぜひグランパスに勝ってもらいたいです」と一番のお目当てのTEAM SHACHIのパフォーマンスだけでなく、スタジアムイベントを楽しんでいる様子だった。「同じ地元のチーム、グループを応援する人たちということで同じ香りがしました。そこで通じ合えたのか、グランパスファミリーが僕らのことを応援してくださって、この一体感があればグランパスも頂点にいけるのではないかという熱気を感じました。すごくいい盆踊りでした」(BOYS AND MEN平松賢人)。観客、演者それぞれがこの特別な日を楽しんでいた。こういったジャンルを超えた交流もこのイベントの魅力の一つだろう。

GR86も登場! スタジアムイベントも充実
 この日は8月6日ということで、今シーズンのユニフォームの胸ロゴにも入っているGR86もスタジアムに駆けつけた。東イベント広場には4種類のGR86が展示され、ピッチサイドに置かれたGR86の車内から試合観戦ができるピッチサイド「GR86」シートも販売された。そのほかにもこの日のマッチデーパートナーの興和ブースではキューピーコーワαチャージのプレゼントがあり、株式会社GOLDと名古屋グランパスがコラボして作られたスタイリングジェル「G3 GEL」を使って、プロのスタイリストにヘアセットをしてもらえるブースも登場するなど、スタジアムイベントも充実していた。また、この日は30度を超える暑さだったが、保冷剤や塩分補給用のタブレットが配られるなど、熱中症対策も講じられていた。

BEAMS JAPANデザインのスペシャルユニフォーム。来場者合計8万6000名にレプリカユニフォームをプレゼント
 鯱の大祭典開催期間中のホームゲームで選手が着用するスペシャルユニフォームはBEAMS JAPANがデザイン。クラブ30周年を迎えた今年は、30年の歴史の中で初めてタイトルを獲得した1995シーズンの天皇杯で着用していたユニフォームをモチーフにデザイン。スプラッシュ柄をメインにホワイトのピンストライプをプラスし、当時のオールドスクールなユニフォームの雰囲気を再現し、鯱の大祭典にふさわしい華やかで賑やかなデザインに仕上がっている。来場者には選手が着用するユニフォームと同じデザインのレプリカユニフォームがプレゼントされる。「赤と黄色をあしらっていて好きなデザインです。ユニフォームをもらえるのはうれしいですし、ファンが増えるきっかけにもなると思うのでいい取り組みだと思います」(小出拓馬さん)。この取り組みには来場者からも喜びの声が上がっていた。

鯱の大祭典最終夜もイベントが盛りだくさん
 第1戦の浦和レッズ戦は約3,3万人、第2戦のジュビロ磐田戦はチケットが完売(声出し応援実施のためスタジアム収容制限あり)し、約2,2万人が来場。今年も大盛況の鯱の大祭典も8月27日に行われる明治安田生命J1リーグ第27節のガンバ大阪戦が最終戦となる。この試合でも来場者全員にレプリカユニフォームがプレゼントされる。また、当日は日本だけにとどまらず世界で活躍する和太鼓集団志多らやおもてなし武将隊、地元で活動する豊田市ジュニアオーケストラが登場予定。今年の鯱の大祭典を締めくくる最終戦も盛りだくさんのイベントでスタジアムを盛り上げる。

 ガンバ大阪戦のチケットは絶賛販売中。鯱の大祭典の対象試合にて実施しているリネットジャパンpresents「小中高”全員”招待」は予定していた4次受付までは終了となっていたが、ガンバ大阪戦では再び受付中となっている。小中高生が無料、同伴する大人もお得に観戦できるこの企画は夏休み最後の思い出作りには打ってつけのキャンペーンだ。コロナ禍でも安心・安全なスタジアム環境を作りながら、試合観戦やイベントを楽しむ本来の姿に着実に戻っているJリーグ。スタジアムに足を運び、アイチ・ナゴヤの魅力が集まったスタジアムイベントを楽しんでみてはいかがだろうか。

ガンバ大阪戦試合情報

By サッカーキング編集部

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