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横浜FMが国立でJ1通算500勝を達成! L・セアラのハットトリックなど5発で清水を下す

2022.07.02

清水と横浜FMが国立で対戦した [写真]=金田慎平

 明治安田生命J1リーグ第19節が2日に行われ、17位清水エスパルスと首位横浜F・マリノスが対戦した。

 清水のクラブ創設30周年記念マッチとして、『国立競技場』で行われる一戦。過去に同スタジアムで行われたこの対戦カードは、清水が4勝1分2敗で勝ち越している。ただ、清水が降格圏に沈んでいるのに対し、横浜FMは首位を快走中と、現状は対照的だ。


 先制したのは横浜FM。10分、レオ・セアラのスルーパスに抜け出した西村拓真が振り向きざまに左足を振り抜き、相手GK権田修一の股の間を通してネットを揺らした。

 しかし、清水は14分に追いつく。チアゴ・サンタナがピッチ中央で岩田智輝からボールを奪い、カウンターを展開。絶妙のスルーパスを通すと、抜け出した神谷優太が相手GK高丘陽平との一対一を制してゴール左下に流し込んだ。

 その後は横浜FMがボールを握る展開となるが、清水もカウンターで何度か横浜FMのゴール前に迫る場面を生み出す。スコアが動かないままハーフタイムに近づくと、前半終了間際に横浜FMが勝ち越しに成功する。左サイドのエウベルから、永戸勝也、西村を経由して、ペナルティエリア右の水沼宏太までボールを運ぶ。水沼が矢のようなクロスをゴール前に送ると、L・セアラがうまく合わせて押し込んだ。

 ビハインドで折り返した清水は、後半開始早々に再び試合を振り出しに戻す。ロングボールに抜け出した神谷が左からクロスを送り、ボックス中央のT・サンタナにボールが渡る。T・サンタナが左足を振り抜くと、シュートは相手DF角田涼太朗に当たってゴールに吸い込まれた。

 しかし49分、清水はミスで再び追いかける展開となる。自陣でのスローインからつなごうとしたが、T・サンタナのバックパスがずれてL・セアラに奪われる。そのままL・セアラにミドルシュートを決められた。

 すると52分、横浜FMがすぐさまリードを広げる。水沼が西村とのワンツーパスでペナルティエリア右の深い位置に侵入。グラウンダーで折り返し、L・セアラが合わせてハットトリックを達成した。

 60分、横浜FMに追加点の絶好機が訪れる。エウベルのスルーパスに抜け出した西村が相手DFラインの背後を独走。相手GK権田との一対一を迎えたが、ゴール右下を狙ったシュートを枠に飛ばすことはできなかった。

 横浜FMは67分に3トップを総替え。71分には角田涼太朗が脳震とうでエドゥアルドと交代するアクシデントも発生したが、88分にダメ押しの5点目を奪う。フリーキックの2次攻撃を仕掛け、永戸のスルーパスに仲川輝人が反応。軽やかなターンで前を向くと、右足アウトサイドを使って折り返し、相手DFの股の間を通してゴール前にボールを届ける。最後は待ち構えていた宮市亮が合わせて押し込んだ。

 試合終了間際に清水が1点を返したが、反撃は及ばず横浜FMが5-3で勝利。横浜FMは5連勝でJ1通算500勝を達成した。清水は3試合ぶりの黒星となった。次節は6日に行われ、清水は敵地でヴィッセル神戸と、横浜FMはホームでサンフレッチェ広島と対戦する。

【スコア】
清水エスパルス 3-5 横浜F・マリノス

【得点者】
0-1 10分 西村拓真(横浜FM)
1-1 14分 神谷優太(清水)
1-2 45+2分 レオ・セアラ(横浜FM)
2-2 47分 チアゴ・サンタナ(清水)
2-3 49分 レオ・セアラ(横浜FM)
2-4 52分 レオ・セアラ(横浜FM) 
2-5 88分 宮市亮(横浜FM)
3-5 90+6分 片山瑛一(清水)

【スターティングメンバー】
清水(4-4-2)
権田修一原輝綺(75分 オ・セフン)、立田悠悟(46分 井林章)、鈴木義宜山原怜音西澤健太(58分 ベンジャミン・コロリ)、白崎凌兵宮本航汰(83分 松岡大起)、片山瑛一チアゴ・サンタナ神谷優太(58分 カルリーニョス・ジュニオ

横浜FM(4-2-1-3)
高丘陽平松原健畠中槙之輔角田涼太朗(71分 エドゥアルド)、永戸勝也渡辺皓太(58分 山根陸)、岩田智輝西村拓真(86分 小池裕太);水沼宏太(67分 仲川輝人)、レオ・セアラ(67分 マルコス・ジュニオール)、エウベル(67分 宮市亮

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