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神戸、湘南戦での「執拗に抗議した行為」が処分対象に…罰金50万円が決定

2022.05.24

ゴール取り消しに納得ができない神戸の選手たち [写真]=宮地輝

 Jリーグは24日、ヴィッセル神戸に対して罰金50万円の処分を科すことを発表した。「2022明治安田生命J1リーグ第14節(湘南ベルマーレvsヴィッセル神戸)の試合の90+6分の判定に対して、ヴィッセル神戸の複数の選手が執拗に抗議した行為が見られた」ためだと伝えている。

 処分の対象となったのは、21日に行われた明治安田生命J1リーグ第14節の湘南ベルマーレ戦での出来事だ。後半アディショナルタイムに、戸がペナルティエリア手前でフリーキックを獲得。MFアンドレス・イニエスタの放ったシュートは、壁に当たった後でFW武藤嘉紀が押し込み、ネットを揺らした。しかし、武藤の腕にボールが当たっていたことからハンドの反則が確認され、ゴールは無効に。ラストプレーでのゴール取り消しに納得ができない神戸の選手たちは、試合後に今村義朗主審に対して猛抗議していた。


 Jリーグは規律委員会にて、同シーンの映像等を用いて事実関係の確認を実施。以下のようにコメントを出し、詳細な処分理由を伝えた。

ヴィッセル神戸の監督・スタッフ等が抗議を静止しようとする行動は確認できたが、その行動以前に激しく執拗に主審への抗議がなされていること、またその行動後も選手等による抗議が繰り返し続いていたことが確認できたため、同委員会はヴィッセル神戸の複数の選手が主審に集団で詰め寄って、見苦しい抗議を執拗に繰り返し行ったものと認定した」

「上記の事実関係の確認を踏まえ、 『(公財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準』に照らして審議した結果、同行為は、『チームによる違反行為–同一チームの何人かの選手等が審判等に集団で詰め寄って、脅しをかけるような言葉や態度を用いた場合、あるいは、見苦しい抗議を執拗に繰り返し行なった場合、当該チームに対して罰金が科される』に該当すると判断、罰金(50万円)処分とする」

 今シーズン、ヴィッセル神戸は明治安田生命J1リーグで14試合を消化し、1勝9分4敗で最下位に沈んでいる。

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