2得点のブルーノ・パライバ [写真]=宮地輝
明治安田生命J2リーグ第9節が9日に行われ、大宮アルディージャとヴァンフォーレ甲府が対戦した。
J2で唯一、開幕から8戦未勝利（3分5敗）で最下位の大宮と、今季1勝で5試合勝利のない甲府と、調子の上がらない両チームによる対戦。先制したのはホームの大宮だった。19分、右CKを柴山昌也がファーサイドへ蹴ると、新里亮が高い打点のヘディングシュートを決めた。しかし甲府は36分、右サイドをパスワークで崩し切ると、深い位置から鳥海芳樹がクロス。長谷川元希がヘディングで同点ゴールをもたらした。
1－1で折り返すと後半の立ち上がり、大宮に手痛いミス。高く上がったDFライン後方への浮き球の処理を新里がもたつく間に、後半開始時から投入されたブルーノ・パライバが奪い、GKとの1対1を制して、甲府が逆転に成功する。今季新加入のブルーノ・パライバは加入後3戦目で初ゴールとなった。
63分には、大宮の自陣でのボールのつなぎがズレたところを拾ったブルーノ・パライバが右足を振りぬくと、ブロックに入った相手に当たってドライブ回転がかかってGKの頭上を越えるゴールに。リードを2点に広げた甲府はその後、大宮の反撃を許さず、3－1で勝利した。
甲府は第3節以来、約1カ月ぶりの勝ち点3を獲得。大宮は今節も白星を手にできず、3連敗で開幕9戦勝利なしとなった。甲府は次節、アウェイでツエーゲン金沢と、大宮はホームでジェフユナイテッド千葉と対戦する。
【得点者】
1－0 19分 新里亮（大宮）
1－1 36分 長谷川元希（甲府）
1－2 48分 ブルーノ・パライバ（甲府）
1－3 63分 ブルーノ・パライバ（甲府）
By サッカーキング編集部
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