期限付き移籍が決定した興梠 [写真]=宮地輝
浦和レッズは29日、FW興梠慎三が北海道コンサドーレ札幌へ期限付き移籍することを発表した。なお、期限付き移籍期間は2022年2月1日から2023年1月31日までとなり、浦和と対戦する全ての公式戦に出場できない。
興梠は1986年生まれの現在35歳。鵬翔高校から2005年に鹿島アントラーズに加入し、2012年から浦和でプレー。昨シーズンまで9年連続でリーグ戦2桁得点を記録するなど、J1通算158得点を挙げている同選手だが、今シーズンは明治安田生命J1リーグで20試合に出場し、1得点を記録するにとどまった。
期限付き移籍が決定した興梠は浦和のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「9年間、本当に熱い応援ありがとうございました。今年1年、何一つチームに貢献できなかったことを大変申し訳なく思っています。今回、期限付き移籍という形で移籍することが決まりました。今年はなかなか試合に出場できない時期が続き、自分自身このまま引退ということも考えましたが、自分を必要としてくれるクラブからオファーをいただき、もう一度真剣にサッカーと向き合い、もう一度もがいてみようと思いました。自分のわがままを受け入れてくれたクラブには大変感謝しています。この浦和レッズでファン・サポーターとともに闘ってきた9年間は、本当に自分にとって大きな財産になりました。この決断に悔いはありません。少しでもピッチに立っている姿をみなさんに見せられるように頑張ります。本当にありがとうございました。また必ず」
また、浦和の西野努テクニカルダイレクターは「チームの将来、選手個人のキャリア、そして選手を応援して下さるファン・サポーター、パートナー企業の方々、全てのみなさまにとって結果的にベストな決断とするべく、このたび、興梠慎三選手を期限付き移籍させることを決断いたしました。1年後にこの期限付き移籍が、浦和レッズにとっても選手個人にとってもベストな選択だったと言えるよう、選手と共に継続して努力してまいります」とコメントしている。
そして、加入する札幌のクラブ公式サイトで興梠は以下のようにコメントしている。
「浦和レッズから期限付き移籍できました興梠慎三です。またミシャとサッカーが出来ること大変うれしく思います。この移籍で大事な家族、大事なクラブから離れてこのクラブにやってきました。生半可な気持ちでこのクラブにやって来たわけではありません。1つでも多くタイトルを取りチームの歴史に名を刻めれる様に頑張りたいと思います。最初から応援してもらえるとは思っていません。結果を残して応援される選手になれるように頑張ります」
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By サッカーキング編集部
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