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【鳥栖vs札幌プレビュー】王者撃破で息を吹き返した鳥栖…札幌は5戦ぶり勝利でトップ10浮上なるか

2021.11.20

[写真]=J.LEAGUE

サガン鳥栖 王者撃破に一役買った主力2名が不在。代役は穴を埋められるか

【プラス材料】
 リーグ優勝を決めている川崎フロンターレ相手に、7試合ぶりの白星を挙げた前節。結果だけでなく、内容でも王者を上回るものを見せてくれた。

 危ないシーンもあったが、終始押し込むリズムを崩されなかったのは攻撃陣が常に先手を取っていったからと言える。試合終了間際に1点返されたが、決めるべき人が決めてリードを保ち続けたことが大きい。


 今節はボランチのMF小泉慶が出場停止から戻ってくるため、MF樋口雄太を1枚高く配置することができるのは好材料。攻撃のリズムをワンテンポ上げることができる。3試合連続で引き分けている北海道コンサドーレ札幌相手に主導権を握れるだろう。

【マイナス材料】
 リーグ総得点2位の川崎Fを相手にしながら1失点に抑え込めた要因のひとつに、守備の健闘も挙げなければならないだろう。

 機を見て攻撃に参加する守備陣は常にリスクを抱えているものの、相手に脅威を与え続けてる。特にMF中野嘉大の存在は大きい。しかし、今節は中野嘉が累積警告により出場停止。また、川崎F戦で加入後初得点をマークしたFW岩崎悠人が契約の関係で試合に出場できない。ここまで27試合に出場してきた中野嘉と前節の得点者である岩崎の代役が負う責任は大きなものになる。

 戦い方は変わらないが、常に攻撃的な意識を持ってスプリントを繰り返さないといけない戦い方の中で、選手起用にも影響が出る可能性もある。攻守のキーマン2枚を欠きながら、前節と同じように常に先手を取れるような戦い方ができるかどうか。

文:totoONE編集部

北海道コンサドーレ札幌 負傷者を抱える中でも“負けない戦い”を貫けるか

【プラス材料】
 基本的にはJ1残留を決めているため、プレッシャーの少ない中で試合ができているという部分は前節の清水エスパルス戦と変わらない。だが、攻撃的なスタイルのチームにとっては積極的に自分たちの特長を打ち出せるため、プラス材料になると言えるだろう。

 清水戦でMF深井一希が負傷から本格復帰を果たし、セットプレーから見事に得点を奪った。スタメンに高さのある選手が少ない中で、セットプレーでの得点感覚に秀でている同選手の存在は貴重なものとなりそうだ。相手からのマークが厳しくなるほどの長身ではない部分をうまく生かし、巧みに相手ゴールを脅かすのがうまい選手。今節のサガン鳥栖戦でも期待したい。

 残り試合に向けて指揮官は「負けない戦い」を標榜しており、最低でも勝ち点1を確保する戦いをすることがチームとして共有されている模様だ。

【マイナス材料】
 清水戦と同じように負傷離脱者が複数人いて、選手層が充実した状態は保てていないのが現状だ。今季は選手交代をし合う展開になると後手に回ってしまう試合が多くなっており、そうした状況下でさらに負傷者が重なってしまっているのは苦しい。終盤戦なだけに小さな負傷を抱えている選手も当然いる様子で、なかなかベストなメンバーで戦えていないのがここ最近の状況でもある。

 そうした中で“ミシャ”ことミハイロ・ペトロヴィッチ監督は残り試合で若手選手の抜擢も示唆しているが、なかなか起用に踏みきれていないようにも見て取れる。良い形でシーズンを終えて来季につなげるためにも、いろいろと模索しながら試合に挑んでいる状況のようだ。

文:totoONE編集部

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