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【徳島vs大分プレビュー】連敗回避で残留圏内に残りたい徳島…大分は今季初の3連勝で降格圏脱出を目指す

2021.10.23

[写真]=清原茂樹、兼子愼一郎

徳島ヴォルティス ダブルエースが復活も、大黒柱を失った最終ラインに不安あり

【プラス材料】
 前節の横浜FC戦(3●5)は敗戦ながらFW垣田裕暉が2試合連続で得点を記録。4月以降得点から離れていた垣田だが、10月だけで4得点を挙げている。これを常態化していくことは決して簡単ではないが、得点が取れるという自信はプレーにもつながるだろう。

 同じく横浜FC戦ではFW宮代大聖が復帰。5試合ぶりの試合出場となったが、その存在感は絶大だった。これまでトップ下で出場する機会が多かったものの、垣田とFWムシャガ・バケンガの関係性が向上する中で今節はどこで起用されるのか。横浜FC戦ではMF浜下瑛に代わって出場したが、ポジションや他の選手との共存は気になる。


 残留を争うライバルとの直接対決は敗戦だったが、よかったと思いたいのは出場停止絡みの警告を受けなかったこと。累積警告3枚の選手が多数いただけに、今節も出場停止がいないことは大きい。

【マイナス材料】
 最終ラインから守備を統率してきたDF石井秀典が横浜FC戦で負傷交代。公式記録には「脳震とうの疑いによる交代」と明記されており、安定感をもたらしていた石井の不在の影響は大きいだろう。

 その中で迎える大分トリニータとの大一番。敗戦すれば降格圏内に順位を落とすだけに、プレッシャーは大きい。対する大分は前節のベガルタ仙台戦(2○0)を制して向かってくる。現時点での順位は徳島ヴォルティスが上だが、精神的には徳島のほうが不安定と言えるかもしれない。

 次にメリットの裏返しだが、宮代の復帰によって選手起用が変わってきそうだ。当然ながら誰かを加えるということは、誰かを外さなければならないということ。多くの選手が好調を維持しているだけに、ダニエル・ポヤトス監督の選択が勝敗に大きく左右する難しい局面を迎えている。

文:totoONE編集部

大分トリニータ 鉄壁の守備で今季初の連勝を記録。大一番で結果を残せるか

【プラス材料】
 今季初となる連勝でチームは息を吹き返した。

 今節は降格圏脱出ラインの16位に位置する徳島ヴォルティスとの直接対決。勝利すれば勝ち点は一気に縮まる。そのため、選手のモチベーションは高く、練習から激しくぶつかり、高い要求を出し合っているようだ。徳島のシステムは前節のベガルタ仙台、その前のセレッソ大阪と同じ「4-4-2」が濃厚。こちらとのかみ合わせが良く、ミスマッチを突きやすい。

 直近の5試合で1失点。守備の安定こそが勝ち点を積み上げている要因だ。DFエンリケ・トレヴィザンが高さと対人の強さを発揮し、GK高木駿の好セーブによりクリーンシートで終える試合が増えてきた。今節は徳島が前節の横浜FC戦で見せた点の取り合いになるとは考えにくく、1点を争う展開となれば勝機は高まりそうだ。

【マイナス材料】
 チームの調子が上向きであることは間違いないが、残りの試合数を考えると、今節の直接対決は勝ち点6に値する重要な試合。負けた場合は残留に向けて大きく後退することになる。今季の大一番を迎え、選手へのプレッシャーがこれまで以上のものとなるのは間違いない。

 前節の仙台戦の前半で負傷退場したMF松本怜、同試合でベンチ外となったMF増山朝陽のコンディションが気がかり。ともに右ウイングバックを務める選手で、サイドがチームの攻撃の起点であり、攻守に置いて重要な役割が求められるポジションだ。選手層が厚くないだけに、手薄感はある。

文:totoONE編集部

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